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【京成杯AH予想】今年はタフな馬場で行われそうな京成杯AH

  • 2020年09月08日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年はトロワゼトワルが世界レコードでの逃げ切り勝ち(撮影:下野雄規)


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 京成杯AHは、中山開催のなかで前開催からの間隔が最も長くとれる開催の開幕週に行われる。

 例年、軽い馬場コンディションで行われることが多く、速い時計も出やすい。昨年に関しては芝1600mの世界レコードの1分30秒3で決着。

 この前にコースレコードが記録されたのは2012年の当レース。ただし、2012年の当時と昨年では、レースの決着パターンが真逆と言っていいほど異なる。

 昨年はトロワゼトワルが前半3Fの通過が33.3秒、5Fの通過が55.4秒のハイペースながら、そのまま押しきって楽勝。

 2012年は前半3Fの通過が34.0秒、5Fの通過が56.2秒。先行した馬は順当に失速し、勝ったのは二桁位置取りから追い込んできたレオアクティブだった。

 最近の中山芝は芝と路盤の改良が進んでいることもあり、良好な状態で行われた場合には道中を速いペースで走った場合でも負荷がかかりづらい(スタミナの消費が小さい)ことを示している。

 しかし、今年は、週末が土日ともに不安定な天気予報。今開催は路盤が傷んだ状態でのスタートとなりそうだ。

 近年、開幕週から雨が降っている馬場で行われた例はなく、傾向を見極めるのも現段階(執筆している月曜)では困難。開幕初日となる土曜の開催をみてからしっかりと判断したい。

 このコラムでは馬場が読めないため、近走トラックバイアスにより力を出せておらず、重めの馬場コンディションになった場合でも苦にしない馬を推奨する。

 アンドラステは前走は外枠が有利。内枠からのスタートはレースをしづらかった。それでも勝ち馬とは0.4秒差の3着。内容は評価できる。

馬場虎太郎

重い馬場だったエプソムCでは実質勝ちに等しい内容で走ったアンドラステ(写真は19年3歳以上1勝クラス優勝時、ユーザー提供:ワラビさん)


 2走前はトラックバイアス「内有利・前有利」。前日からの雨量が非常に多く重い馬場コンディションだったことで、末脚を活かすのが難しかった。さらに雨が止んでからの乾きはインコースのほうが良かったことで、内を通る馬と先行馬が恵まれた。外枠から差す形で、3着とはアタマ差の僅差4着。実質的には勝ちに等しい内容だった。

 近2走はトラックバイアスによるロス分を補正すると、重賞を勝てる能力はある。2走前のような重めの馬場コンディションでもパフォーマンスを落とさなかった事実は今回想定される馬場コンディションでは買い材料。当日のトラックバイアスにも恵まれるようであれば、重賞勝利のチャンス十分。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の京成杯AHの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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