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【セントライト記念予想】ドイツ血統と日本の名牝系の組み合わせを狙う

  • 2020年09月18日(金) 19時00分
その日の注目レースと狙い馬を網羅した亀谷敬正の「血統ビーム激走メモ」を発売!
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タフな馬場と非根幹距離に強いドイツ血統


 セントライト記念は過去10年ディープインパクト産駒は1勝のみ。7頭の馬券対象馬は出していますが、5人気以内のディープ産駒は19頭出走して複勝回収率49%。単勝回収率は7%。水準以下の期待値。

 超主流血統のディープ産駒が当レースで期待値が低いのは、主流の能力が反映され難い舞台だから。過去20年のジャパンカップで外国馬が1、2着したのも中山芝2200mで行われた年のみ。日本の主流血統が走り難いことが、外国馬に恵まれました。

 また、セントライト記念に限らずタフな馬場や日本の根幹距離ではない1400、1800、2200mで行われる際に走りやすいのはドイツ血統。今年のセントライト記念はタフな馬場が想定されるため、非サンデー系。中でもドイツの名血が色濃く出たタイプを狙います。

 ヴァルコスの父はドイツ産のノヴェリスト。その父もドイツの名血モンズン。ノヴェリストは日本馬がまだ勝てていないイギリスの長距離レースキングジョージで5馬身差の圧勝でレコードタイムも樹立。日本の主流条件では要求されない能力の方向性では、日本の主流血統以上に強い馬。

 祖母ウインドインハーヘアはディープインパクト、キタサンブラックの父ブラックタイドの母。日本が誇る名繁殖牝馬。日本の主流条件にピッタリとマッチした適性ではないですが、秘めた才能は一流。日本の主流血統が能力を発揮し難い舞台でこそ注目したい良血。

 ココロノトウダイの父エイシンフラッシュはダービー馬。ですが、母ムーンレディはドイツの芝2800m重賞勝ち馬。その父プラティニはドイツの名種牡馬。キングマンボ系自体が母系を引き出す特性もあり、ドイツの方向性が出る産駒が多いです。そのため、日本の主流条件よりもセントライト記念のような反主流の距離、タフな馬場を好む産駒が出やすいのも特徴。

 牝系は日本の名牝系フェアリードール系。トゥザグローリー、トゥザヴィクトリー、デニムアンドルビーなど、GI活躍馬を続々と出す一族。

 ドイツ色の強い種牡馬と日本の名牝系の組み合わせはヴァルコスと同じ。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のセントライト記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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