過去5年において、レイデオロ(母父シンボリクリスエス)、ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)、ステファノス(母父クロフネ)、ツクバアズマオー(母父ジャイアンツコーズウェイ)、グレイル(母母母父シルヴァーホーク)、ミトラ(父シンボリクリスエス)と、毎年ロベルトの血を引く馬が馬券に絡んでいる。同コースで行われるセントライト記念と似た傾向といえるだろう。取り上げた5頭でロベルトの血を引くのはジェネラーレウーノ(父スクリーンヒーロー)だけ。(解説:望田潤)
カレンブーケドール 母ソラリアはチリの2歳牝&3歳牝チャンピオンで、スタミナ血脈ハワイの5×5を持ち芝2400のエルダービーに勝っている。その父スキャットダディは早逝したが北米三冠ジャスティファイなどを出して成功した。ディープ産駒にしては鋭さは並だが、燃費のいい走りでしぶとい中距離馬で、持続戦のほうがパフォーマンスが上がるのはJC2着などを見てのとおり。今の時計のかかる馬場はプラスだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ジェネラーレウーノ 近親に目立った活躍馬はおらず、牝祖ビーミストからは英オークス馬ジェットスキーレディなどが出る。母父ロックオブジブラルタルはデインヒル直仔の欧州マイル王で、ミッキーアイル、ダノンチェイサー、ジェベルムーサ、ロジチャリス、グレイルなどの母父。上がり1位を計時したのは一度(未勝利勝ち)だけで、パワーと機動力と粘りで走る中距離血統。長期休養明けになるが、時計のかかる中山は合っている。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
センテリュオ トーセンスターダムの全妹で、トーセンジョーダンやトーセンホマレボシの姪。ヒストリカルとは3/4同血の間柄になる。母アドマイヤキラメキはJRA4勝で、デビュー時から体重を30キロ以上増やしながらタフに活躍した。