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【オールカマー・神戸新聞杯予想】秋GIレースへの重要な一戦!! 好調を維持しているのはどの馬?

  • 2020年09月24日(木) 18時00分

休み明けのコントレイルの仕上がりは?


 しっかりと準備して予想するも、なかなか結果が出ないウマい馬券。「準備ができている」という判定は印を打った馬がしっかり上位に入っているかどうかで、9月21日の中京12Rも◎は9着でしたが、注注△で3連複5万超え。◎△は同じ調教適性ですから、どちらを本命に選択するかは主観が入ったセンスに頼るところが大きくなります。そこが冴えてないってことなんでしょうね。ローズSもフアナではなく、ムジカへの選択なら複勝2030円だったのですが。

 といっても仕方なし。今週もしっかり準備して、週末を迎えるようにします。今週は火曜日が全休のため、木曜日に最終追い切りを行う馬が多いと思います。休み返上で火曜日に調教し、水曜日の追い切りに備えている馬もいるようですから、そのあたりもしっかり解説しておこうと思います。

【オールカマー/ジェネラーレウーノ】

 2019年1月以来のレース。屈腱炎明けということもあり、これまでの南W中心の追い切りから坂路中心の追い切りになっています。過去、同じような長期休養明け、南Wから坂路の調教変化でこのレースを10着したのがミライヘノツバサ。こちらはセントライト記念を勝った重賞実績に皐月賞3着というGI実績があるわけですから、今回の調教内容を精査することがポイントになりそう。

 追い切りの本数としては十分すぎるくらいにこなせました。だからこそ、坂路での追い切りのほとんどが4F目最速ラップを踏めているのだと思います。22日全休日に坂路に入った記録はありませんが、最終追い切りは全休明けの水曜日。坂路で右ラチへ寄っていくシーンがありましたが、右手前でラチ沿いというのは右回りでの仕草。個人的には左回りが不得意なタイプというのが、休養前からの認識なので、右回りならしっかりと走ってくれるのではないでしょうか。

【神戸新聞杯/コントレイル】

 春の皐月賞ではホープフルSから直行というローテーション。さすがに休み明けがどうかという心配があったものの、標準程度の追い切りをこなし、ホープフルS時と同じ1週前追い切りがCW、最終追い切りが坂路というパターンで結果を出して見せました。それだけに今回の休み明けはそもそもさほど心配ないと思ってしまいます。

 だからというわけではないのでしょうが、追い切りの本数自体は皐月賞の休み明けよりも少なくなりました。とはいえ、1週前追い切りはCW、最終追い切りは坂路というパターンはこれまでと一緒です。

 全休日に坂路でしっかり乗ってからの全休明け最終追い。坂路4F51.6秒は自己ベストには0.5秒足りないものの、最終追いとしては一番速い時計。目一杯仕上げているわけではありませんが、簡単に時計が出る状態にあるというのは間違いないでしょう。

【神戸新聞杯/ビターエンダー】

 今年は中京競馬場で行われる神戸新聞杯。左回りということを考えると、左回り実績豊富なこの馬の存在は注目すべきポイントになるのかも知れません。なにせ出遅れたダービー以外の左回りでは[2-1-1-0]と複勝率パーフェクトです。

 最終追い切りは全休明けの南Wでの併せ馬。追走しましたが、相手に並びかけると楽な手応えのまま、前へ出ようとしていましたし、相手がそれについていくのに必死といった感じ。休み明けでも非常にいい仕上がりではないでしょうか。ウマい馬券の予想として、今開催中京芝2200mでは併用調教必須のため、無印になると思いますが、この馬の脚質と現状を思えば、狙う価値はあるのかも知れません。

【神戸新聞杯/パンサラッサ】

 2歳未勝利戦が不良馬場を逃げ切ったことで雨巧者の印象でしたが、2走前には2分ちょうどの勝ち時計で逃げ切っており、逃げればやっぱり強いというところを見せました。そして、前走は逃げなくても連対を確保。揉まれなければ、重賞でもやれるといったところを見せてくれたと思います。こちらもコントレイル同様、同じ矢作芳人厩舎で全休明けの追い切りに備えて、火曜日に坂路を乗っています。

 今回の1週前追い切り、最終追い切りは坂路での併せ馬。追走する形でしたが、どちらも手応え優勢のゴール前。右手前でしっかりと走れている動きを見ると、初めての左回りも問題はないように思えます。休み明けで追い切り本数が少ない仕上げは前記2走前と同じですが、果たして重賞でも同じ内容で好走できるかどうか。そこに尽きると思います。

【神戸新聞杯/レクセランス】

 デビューから3連勝の後はGIで二桁着順の惨敗。それゆえに前走後のリフレッシュ期間でどのような変化があったか。このあたりが今秋の結果に表れてきそうですが、この中間は実にいい感じで坂路とCWでの負荷がかけられているように思えます。

 2週前、1週前の追い切りがCWで最終追い切りが坂路。トラックでの併せ馬には遅れることなく、先着と同入ですから、1週前に遅れたダービーの時とは違った状態だと推測できます。最終追いは時計しか確認できていませんが、4F52.4秒は自己ベストを更新する数字。2F目以降が12秒台のラップを踏み続けることができていますし、ここ2走の惨敗は忘れてもいいと思います。

◆次走要注意

・9/21 JRAアニバーサリーS【メイショウソテツ】(2人16着)

 10キロ増の馬体重ではありましたが、モニターで確認したパドックの様子は問題なし。仕上がりは万全だったと思いますが、やはり展開にやられました。この先で好走するにはスムーズな競馬が必須になりそうですが、いつ巻き返しても不思議ではありません。

[メモ登録用コメント] [ダート中距離]最終追い切り栗東坂路で4F目最速ラップなら勝ち負け。

【予想】井内利彰の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

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調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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