昨年よりタフな馬場になるのが有利になりそうな馬とは…

　先週の凱旋門賞は本命のインスウープが2着。昨年本命のソットサスが優勝で予想も的中。欧州の競馬はフランス指向とイギリス指向の違いがあること。そして凱旋門賞はドイツ血統も重要な役割を果たすことが的中のポイントでした。

　JRAに限らず、世界の競馬はその国、カテゴリーごとに血統を大別、タイプ分けすること。能力の方向性を理解することが重要だと、今年の凱旋門賞でも改めて学ぶことができました。

　京都大賞典は、トニービンとダンチヒの血がポイント。京都大賞典に限らず、天皇賞春など京都の古馬中長距離重賞はトニービン持ちに相性の良いレースは多いです。(出走馬の系統はスマート出馬表(無料)を参照)。

　また、父が主流のサンデー系ではなくても能力を発揮できるレース。京都大賞典は、非サンデー系でトニービンが母父のアドマイヤドン産駒(アルバート、アドマイヤデウス)が複数馬券になっていることは、当レースの性質を示す典型的な事象でしょう。

　昨年の同レースも1着のドレッドノータスがダンチヒ系。2着のダンビュライトの父ルーラーシップの母父はトニービン。いずれも非サンデー系種牡馬。

　今年も昨年2着のダンビュライトが出走予定。非サンデー系のトニービン持ちが走りやすい特殊レース。特殊レースの重賞は同じ馬が何度も走りやすいですから、今年も引き続き注目。

　キセキも同じくルーラーシップ産駒。

　ノーブルマーズの父ジャングルポケットの父はトニービン。サンデーサイレンスの血を持たない馬。サンデー系ではない馬でトニービン持ちが走りやすい当レース向きの血統。母系にタフな馬場得意なロベルト、プリンスキロ。昨年よりタフな馬場になりそうなのは、昨年よりも当馬には有利。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の京都大賞典予想はレース当日までにウマい馬券で公開！