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【北村友一×藤岡佑介】第1回『昨年の大ブレイクから一転… 年明けの不調の原因を佑介先輩はお見通し!?』

  • 2020年10月14日(水) 18時02分
with 佑

▲グランプリジョッキーとなった北村友一騎手が2度目の登場 (撮影:桂伸也)


今回のゲストは、3年半ぶりの登場となる北村友一騎手です。前回の対談は、北村騎手も佑介騎手もGIジョッキーになる前のことでした。

この3年半の間に大ブレイクを果たした北村騎手。しかし、今年の年明けはまさかの大苦戦。1月は未勝利に終わりました。北村騎手にいったい何があったのか? コロナ禍での変化について明かします。

(取材・構成=不破由妃子)

「友一があんなに勝てないなんてないはずだから」


佑介 今回のゲストは、2017年の3月以来、3年半ぶりの登場となる北村友一ジョッキーです!

北村 3年半も経ったんですねぇ。けっこう最近な気がしてたんですけど。

佑介 俺もそう思った。でも考えてみれば、前回の対談は、俺も友一もGIを勝つ前だもんね。

──そうでしたね。「次にブレイクするのは友一だ」ということで、ゲストにきていただいて、本当にその通りになって。翌年の2018年がキャリアハイの90勝、2019年はGI3勝の大活躍でした。

北村 でも今年は……。

佑介 年明けからずっと流れが悪かったよな。俺は、体の調子がよくないんだろうなと思って見ていたよ。

北村 確かに体の調子もよくなかったんです。1月の2週目だったかな、調教再審査の馬で落馬したんですよ。その日は雨が降って砂が流れていて、路盤むき出しって感じのコースにスコーンと落ちて。それからしばらく腰が痛かったんですけど、競馬に乗れないほどではなかったので、ちょっと無理をしてしまったんです。そうしたら今度は首にきて。加えて、騎乗停止もありました。

佑介 勢いに乗り切れんかったという感じやな。去年の1月はものすごい勢いで勝っていた(11勝)記憶があったから、なおさら「あれ?」っていう感じやった。結局、未勝利だったんだっけ?

北村 はい。1月は1勝もできませんでした。だから、その時点で「今年は苦戦するだろうな」という覚悟はありました。とはいえ、その正月の流れを本当にズルズルと引きずってしまいましたね。そういえば、春に少し勝ち出した頃、藤岡先輩に「だいぶ体が動き出したやん」て言われて、さすがだなと思いました。なにも話していなかったのに。調教中の落馬自体、知らなかったんですよね?

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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