秋華賞同様に“上がり馬”の出番になる可能性が高い
まずは先週の秋華賞について、当コラムでは『実は低レベルな3歳世代限定戦の中で生半可な結果を残してきた馬よりも、実は相対的にレベルの高い古馬混合の上級条件クラス戦で結果を残した馬を評価するのも大アリ〜上がり馬の通用可能性が高いのが今年の同路線の情勢』・『馬券的に注目したいのは“夏場に古馬混合の2勝クラス戦を勝ち上がってきた馬”』としてソフトフルート(9番人気3着)とレイパパレ(抽選除外)を推奨しましたが、その他にも上位入線馬6頭中4頭が春クラシック不出走の上がり馬から輩出されたことからも、やはり当世代の既存勢力の脆弱さが裏付けられるレース結果となりました。
その秋華賞の牡馬版とも言えるのがこの菊花賞ですが、性別の違いこそあるものの同じ3歳世代限定GI戦として、同様の見立てが成り立ちます。むしろ、以下のデータの通り、例年比で言えば牝馬よりも牡馬の方が古馬混合戦で苦しんでいる実情があり、低レベルの疑いが強いと言えるはずです。