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【ユーザー質問】“馬の言葉”はわかるよ! 馬が耳の動きで伝えてくれる色々な気持ち

  • 2020年10月27日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲今週は“馬の耳”にまつわる深〜い話 (撮影:下野雄規)


今週は読者の方からいただいた、「耳を絞る」ことについての質問をピックアップ。「耳を絞っているときは怒っている」、これはよく聞く話ですが、角度や片耳か両耳かで違った意味があるそうです。そのためジョッキーはレース中に、耳の動きを見て馬の言葉を聞いているそう。今週は、そんな馬の耳にまつわる興味深いトークをお届けします!

(取材・文=不破由妃子)

Q「ミルコ騎手、こんにちは! いつも応援しています。質問ですが、負けてしまったときのコメントで、たまに『耳を絞っていた』というのを見かけます。『耳を絞る』とは具体的にどういうことですか? 耳を絞ると走らないのはなぜですか? 教えてください!」(ラモンさん)


ミルコ 耳を絞るというのは、耳がピュッと後ろに倒れる感じ。競走馬にとって、耳はすごく大事ですね。耳の動きは、馬にとって“言葉”です。耳で喋れる(笑)。

──耳を絞っているときは怒っていると聞きますが。

ミルコ そうとも言えないね。いろんな性格の馬がいるから。あと、ものすごく絞っているときは「もうヤダ!」って怒っているケースが多いけど、ちょっと絞っているだけなら、逆に頑張っている証拠だったり。

──絞り具合によって、訴えていることが違うんですね。

ミルコ そう。難しいでしょ? 60度倒れているか、90度倒れているかで違う。片方だけ絞っているときと両方絞っているときも違って、片方だけのときは頑張っているとき。「隣から馬が来てる!」って気にしている証拠だから。怒っているときは、両方ともギューッとなるよ。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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