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【天皇賞・秋予想】舞台設定も申し分なしで八冠待ったなし?

  • 2020年10月30日(金) 18時00分

展開次第では八冠阻止も可能とみる


 アーモンドアイの芝GI・8勝がかかる天皇賞・秋。週末の天気予報を見ると、良いコンディションでレースができそうだ。

 そのアーモンドアイにとって、東京芝2000mはベストの条件だろう。今回は頭数が手ごろで逃げ馬不在。緩めのペースになるとこの馬の決め手も生きるし、頭数的に進路探しに困ることもない。問題があるとしたら道中の位置取り。ルメール騎手がこの馬の能力を信じすぎてポジションが後ろになるとリスクが出てくる。取れる位置で素直な競馬をするのが無難かと思う。

 待ったをかけたいのがクロノジェネシス。この馬自身能力は高いし、牡馬相手のGIでも連続連対中。アーモンドアイより前で競馬をすることもできるし、持続力勝負になったらこちらのほうが有利な面もある。個人的にはこの馬とアーモンドアイの勝負は五分の戦いと見ている。

 フィエールマンは距離がどうか。前半が流れる2000mならよいが、上がりだけの競馬になると単純に瞬間的なスピードが足りない可能性もある。使うはずだったプレップレースを使わずにというのもプラス要素ではないし、牝馬勢に比べるとやや不利な情勢だ。

 ブラストワンピースは2000mの札幌記念を勝っているが、タイプとして良馬場の東京はどうなのか。600m走のような競馬になってしまうと完全に不利。ただここで負けても、このあとの有馬記念などでは見直したい。

 キセキは脚質転換が機能しつつある感じだが、これまた良い馬場・速い上がりは避けたいタイプ。ある程度前半が流れたとしても東京だと3着があるかないかという感じではないかと個人的には見ている。
 
 それよりはスピード寄りの中距離タイプでマイルもこなせるような馬、さらに位置も取れるダノンキングリー、ダノンプレミアムのような馬のほうが見せ場は作れると考える。特にダノンキングリーは枠も良いし、腹をくくって逃げるなどしたら面白い面もある。

 ウインブライトは2000mのGI馬だが、適性としては東京より沙田のほうがありそう。今年の状況下でも香港遠征に強い意志を見せているようだし、大きく買うとしたら年末のほうかと考える。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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