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「ルメール騎手の涙」―時の刻み方、そして今週の注目馬―

  • 2020年11月06日(金) 12時00分

人として人生の歩み方が本当にステキ


 アーモンドアイの8冠達成、素晴らしいですね。また勝利騎手インタビューでのルメール騎手の涙に、胸打たれました。

 ルメール騎手は、初来日当初から見てきましたが、とにかく感情の起伏が少なく、勝負師としては珍しいほど穏やかで気持ちのブレがないタイプ。

 それだけに最初、あの涙を流す姿には正直驚きましたが、日が経つに連れ感じることは、年輪を重ねるように人生の歩みを大切に生きているルメール騎手だからこそ、歴史に刻む8冠のプレッシャーをダイレクトに受けていたのだと感じました。

 また勝利騎手インタビューの際につけていた勝負服と星8個の刺繍が入ったマスクは、愛妻バーバラ夫人の手作り。

 騎手としてももちろんですが、人としての人生の歩み方が本当にステキなルメールさん。あの涙、一生忘れられそうにありません。

 また火曜日に行われたJBC競走ですが、クラシックでのクリソベリルの走りは圧巻でしたね。しかも担当の濱田助手もおっしゃっていましたが、まだトモのあたりに成長を感じる中でのあの走り。

 国内のレースにおいては、涼しい顔で課題を全てクリアしていくクリソベリル。本当に凄いです。

 一方私自身は、週末からJBC競走にかけて、今回あることに気づかされ、予想の上で反省が…。正直、少し落ち込みましたが、新たな課題が見つかり、今後、学ばなければならないこと、紐解いていかなければならないことが見つかりました。時間はかかるかも?ですが、考えながら少しでも知り得ることができたらと思っています。

 さぁ今週、阪神競馬場で行われる「みやこS」ですが、週中にウェスタールンドが回避に。

 現時点での私の注目は、ヒストリーメイカー。前回は510キロ台と、この馬にしては細すぎた印象ですし、平安S時の追いきりと比較しても今回の方が、上体が起きてフォームもまとまっているように感じます。

 また今回は頭数が少ない点と、阪神コースだと自分から動く競馬がスムーズにできているように感じ、相性が良いようにも。期待します。

 それでは皆さん、週末はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。

 ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

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