大箱ダートの重賞らしく、サンライズノヴァ(18年1着)、クインズサターン(18年2着)、サンライズソア(17年2着)、タガノトネール(16年1着、15年2着)、ゴールドドリーム(16年2着)、ダノンフェイス(19年3着)、カフジテイク(16年3着)、ワイドバッハ(14年1着)と、ニジンスキーの血を引く馬が毎年上位を賑わせる。またシアトルスルーもダートをストライドで走る系統だけに、東京では常に注意が必要。
取り上げた4頭ではデュードヴァンとケンシンコウがニジンスキーとシアトルスルーの血を引く。(解説:望田潤)
ケンシンコウ 母系近親にはJRA5勝ミズノサーパスが出るぐらいで目立った活躍馬はいない。さかのぼると東京ダービー馬ロッキラインなどが出る牝系。父パイロはデルマルーヴルやシゲルカガなどを出すダート得意なマイラー種牡馬。母もクリプティックラスカル×アジュディケーティングだからダート向きの血統だ。レパードSは行く気に任せてハナに立って楽々と押し切り。ワンターン東京マイルで同じように運べるかだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース○
タイムフライヤー 母父ブライアンズタイムはロベルト系の名種牡馬で、母の全兄タイムパラドックスはダートの大レースを勝ちまくった。この母父の影響も強い走法で、マジックタイム(ダービー卿CT)などもそうだが、