芝中長距離路線は依然として牡馬優勢→牡馬混合GII好走は牝馬限定GI好走に相当
先日の天皇賞秋について、当コラムでは『今年の芝GIレースは牝馬が牡馬をトリプルスコアで圧倒中という牝馬優勢トレンド』をテーマとしてピックアップしました。実際にも馬券内3席中2席を牝馬のアーモンドアイとクロノジェネシスが確保して、牝馬優位時代を象徴する様なレース結果となりました。
ただし、どの分野においても牝馬が牡馬に対して優位を形成しているというワケではなく、言わずもがなダート路線は全般的にパワーに勝る牡馬が圧倒的優位ですし、芝でも中長距離路線ではスタミナや持続力に勝る牡馬が優位となっています。
今年も距離2400以上の牡馬混合重賞レースで好走した牝馬は皆無で、昨年以前でもその高いハードルをクリアしたという牝馬はリスグラシューやカレンブーケドールやアーモンドアイなどの名牝レベルの馬ばかりとなっています。
また、21世紀に距離2200以上の牡馬混合GIIレースで好走した牝馬は合わせて22頭いますが、そのうち18頭が牝馬限定GIレースで好走するレベルの馬で、残る4頭中3頭にしても揃ってエリザベス女王杯でクビ差4着という紙一重の好走歴の持ち主となっています。
つまりは、