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サバノミッソーニ、デビュー!

  • 2020年11月23日(月) 18時00分
 名前を初めて聞いた時、衝撃が走りました。『サバノミッソーニ』という馬が、大井競馬場からデビューしたのです!!!

 サバノミッソーニは、大井競馬場の大宮和也厩舎に所属。父はベーカバド、母がハッピーメイカー、母父はネオユニヴァースという血統の2歳の男の子です。

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▲サバノミッソーニは、父がベーカバド、母はハッピーメイカー、母父がネオユニヴァースという血統の2歳牡馬(撮影:高橋華代子)


 11月19日に大井競馬場で実施した新馬戦(3レース、1200m)で、早田功駿騎手とのコンビで出走。好位につけていくも砂を嫌がり後方に下がりながら、最後まで踏ん張り5着に入りました。記念すべき新馬戦を無事に走り終えました。

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▲早田功駿騎手を背に、デビュー戦を無事に走り終えました(撮影:高橋華代子)


 「パドックではたくさんの方が写真を撮ってくださっていました(笑)。レースぶりは幼かったですね。砂をかぶって頭を上げたり、気の難しさはある馬なので、普段から無理やりやらせるのではなく、できることを一つずつという感じでやっています。

 まだ気持ちが幼いのとトモの緩さもあるので化骨が進んでしっかりしてくれば。センスや素質はありそうなので、大事にしながら長い目で見ていければなぁと思っています」(大宮調教師)

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▲サバノミッソーニの走り終えた後のゼッケン(撮影:高橋華代子)


 サバノミッソーニの馬主様は、NARグランプリ2017年度代表馬などを受賞したヒガシウィルウィンも所有されています。名前の由来を大宮調教師に聞いて頂いたところ、

「最初に名前を聞いた時はよく通ったなぁと思いました(笑)。サバという魚は優秀で、サバの缶詰も骨まで食べられて栄養もあるし保存食にもなって、日本人が作ったすごくいい物。一番いい物なんじゃないかなということで、そういう馬になって欲しいという願いを込めてつけたそうです」

 素敵な思いがつまった名前だったのですね!ちなみに、同じ馬主様所有馬に、『サバノカンタ』という馬(大井・朝倉実厩舎)もスタンバイしています。

 厩舎では『ミソ』という愛称で呼ばれているサバノミッソーニ。普段は大人しくてカイバもよく食べる馬だそうです。

 サバノミッソーニは6月生まれ。まだまだこれからの馬ということで、階段をひとつずつ上がりながら、何より無事に元気に走り続けて欲しいですね。これからたくさんのファンに、笑顔をいっぱい届けて欲しいなぁと思います!

 さて、今からコンビニに行って、サバ缶買って来よう(笑)。

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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