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【マイルCS】白熱レースのなかで光った“3人のジョッキー”の好騎乗

  • 2020年11月26日(木) 18時00分
哲三の眼

今回も完勝! 強さを見せたグランアレグリア(C)netkeiba.com


マイルチャンピオンシップはグランアレグリアが勝利。今年は安田記念、スプリンターズステークスに続いて3つ目のGIタイトルを手にしました。今週も好騎乗をみせて勝利を掴んだルメール騎手でしたが、哲三氏目線では、それ以上にレース構成が上手くいっていたジョッキーが3名いたそうです。今週はそれぞれの好騎乗をじっくり振り返ります。

(構成=赤見千尋)

ライバルたちの好レース…それでも勝ったグランアレグリアとクリストフ


 マイルチャンピオンシップは1番人気だったグランアレグリアが差し切り勝ち。今回もクリストフ(・ルメール騎手)の好騎乗が光りましたね。ただ、他の馬に騎乗したジョッキーたちの中にも、「グランアレグリアに勝ちたい」という強い気持ちと、レース構成がクリストフ以上に上手くいっていたジョッキーが3人いたので、まずはそちらの話から進めて行きたいと思います。

 競馬の中でのポジショニングだったり枠の並びだったりというところで、先手を取ってポジションを取りたいのはアドマイヤマーズの(川田)将雅君でした。ハナに行きたいとかではなくて、好位をしっかり取り切って、アドマイヤマーズのレースを心がけて、早め早めに動いて行くという中で、すごく流れに乗った気持ちのいいレースだったと思います。結果的に3着でしたが、アドマイヤマーズの馬券を買っていたファンの方にとっても、応援しがいのあるレースだったのではないでしょうか。

 将雅君がおそらくそういう形でレースを組み立てて来るだろうということで、インディチャンプの(福永)祐一君にとっては流れが読みやすかったと思います。直線で祐一君がグランアレグリアにフタをして、というところがおそらく一番注目されているのではないかと思いますし、実際にクリストフの追いだしを遅らせるような仕掛けでした。

 僕はラジオ解説をしていたのですが、レース後に「福永騎手は、もう少しアドマイヤマーズを交わすのを待っても良かったんじゃないですか?」と質問されました。同じように感じた方もいらしたかもしれません。ただ今回は

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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