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【中日新聞杯予想】ディープ産駒が過去5年で4勝 サドラーとヌレイエフも強いレース

  • 2020年12月06日(日) 18時00分
中京芝2000で行われるハンデ戦で、17年から施行時期が3月から12月に移った。ディープ産駒が強いレースのひとつで、サトノガーネット、ギベオン、サトノノブレス、ディサイファと、過去5年で4勝している。他ではヌレイエフやサドラーズウェルズを持つ馬の好走も目立つ。取り上げた5頭にディープ産駒はおらず、グロンディオーズとショウナンバルディとボッケリーニがヌレイエフ、マイネルサーパスがサドラーズウェルズの血を引く。(解説:望田潤)

ヴェロックス
母セルキスは独オークストライアル(独G2・芝2000m)勝ち。母父モンズンはドイツの名種牡馬で、これを1/4異系とし残りの3/4でノーザンダンサーをクロスする好形だ。持続力あるストライドで走る大箱向き中距離馬で、小倉大賞典のような小回りで出入りの激しいケイバは合わない。マスターフェンサーやアウィルアウェイを見てのとおり、ジャスタウェイ産駒は古馬になってもうひと皮むけるから、ここは成長が問われる場。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

グロンディオーズ
ヒシマサルの全弟で、デルカイザーの3/4弟で、ムスカテールやエトランドルの半弟で、ウイングドラヴやダイワカーリアンやアドマイヤビッグの甥。見た目はルーラーシップ似だが、母方のハイトップの締まりの強い体質も受け継ぎ、持続力とパワーと成長力に富む中距離馬。長欠明けと菊花賞を除けば[4-1-1-0]と崩れなしで、ベストコースは2戦2勝の東京芝2400だろう。2000でこの相手だとタフな馬場になってほしい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

ショウナンバルディ
母母マセドンレディはMRC1000ギニー(豪G1・芝1600m)勝ち。母父リダウツチョイスはオセアニアの名種牡馬でサトノアーサーやキャンベルジュニアの母父。キングズベストの牡駒だから

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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