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「全てが一致してこそのGI」 ―大事な謙虚さ・そして阪神JF―

  • 2020年12月11日(金) 12時00分

馬も人も感情を持った生き物


 先週のチャンピオンズカップですが、クリソベリル4着という結果に…。

 皆さんは、何を感じられましたか?

 私は大きく2つのことを思いました。

 1つは間隔が詰まっての調整に加え、追いきりではジョッキーが2週に渡って騎乗。

 それにより、いろいろな誤差があり、負荷や体重面を考慮し前日も大きめを乗っての参戦と、明らかにいつもとは違う形で挑まなければならなかった状況が及ぼした影響が少なからずあるように思えました。

 2つ目は枠の並び。スタート後、内の隣枠の馬の存在によりインに入れない形となり、その点が鞍上としては苦しかったように感じました。しかしながら、これも競馬。

 馬券を買う側としては全てを考えなきゃダメなわけで、今回においては不安要素がないわけではないと感じながらも、(それでも大丈夫だろ)と思ってしまったところに予想&馬券的な面で反省が…。

 やはりGIを取るには、全てがスムーズでなければダメなのだと改めて教えられる1戦でもありました。

 一方、勝利したチュウワウィザードは、当日のデキもさることながら戸崎騎手がクリソベリルをマークしての完璧な誘導振り。素晴らしすぎました。

 しかもそれでいてご本人は、「馬が完璧なだけで感謝しかないです。怪我からの復帰後、こんなに早くGIを勝てるとは本当に幸せ者です」と、どこまでいっても謙虚な戸崎さん。この謙虚さが馬にも心地良いのでしょう。

 やはり馬も人も感情を持った生き物。その点が実は大事な要素なのではないかな?と特に感じたチャンピオンズカップでした。

 さぁ今週は乙女の戦い阪神JF。

 注目の白毛ちゃんは、「え?!ソダシって女の仔だったの?と周りからよく言われるンですよ」と北村助手。

 確かにパワフルさのある走りからオトコの仔と思っていた方も多い様子。

 今回においてですが、「もともと完成度の高いタイプ。体幹がしっかりとしていて体の使い方が良い。だからデビューから急激な成長を見せているというよりは、もともとできている印象かな。今回、はじめての当日輸送競馬になるけど、前回時の関東への1泊でもさほど体重は変わらなかったから、たぶん480キロぐらいになると思う」とのことでした。

 もう1頭人気を分け合うサトノレイナスとはタイプが真逆なだけに、ソダシにおいては自分の競馬に徹してどこまで粘れるか?そんな競馬になる気がしています。

 それでは皆さん、週末は競馬中継でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

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