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【ユーザー質問】ジャパンCでの出来事…日本と世界で違う“ゲートに入らない馬”の扱い方

  • 2020年12月15日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲外国馬ウェイトゥパリスに騎乗したジャパンCでの出来事を振り返ります (C)netkeiba.com


ミルコ騎手がジャパンCで騎乗したウェイトゥパリス。海外との行き来が簡単ではない中で、唯一参戦した外国馬です。もともとゲートに課題があったそうですが、ジャパンCでも係員の方が試行錯誤するものの大苦戦。今回はそのことに関する質問をピックアップします。「日本のゲート入れのやり方と海外のやり方に違いがある?」、ミルコ騎手が明かす海外のゲート事情とは?

(取材・文=森カオル)

※このインタビューは電話取材で行いました。

Q「ミルコさん、いつも応援しています! ジャパンCで騎乗された外国馬のウェイトゥパリスですが、ゲート入りで苦労されていました。そのときにふと思ったのですが、日本のゲート入れのやり方と海外のやり方に違いがあるのでしょうか? 日本式の入れ方に馬が戸惑って、余計に入らなくなってしまったのかなと思いました」(パリスハリスさん)


ミルコ これはすごくいい質問ですね。確かに、日本と海外では(ゲート入りの)やり方が全然違います。それに、もともとウェイトゥパリスは性格に特徴がある馬で、簡単な馬じゃなかった。

──もともとゲートに課題がある馬だったんですね。

ミルコ そう、とっても難しい馬。でも、日本にきて、ちゃんとゲート試験を受けてました。そのときは、メンコを着けてひとりで普通に入って、全然問題がなかった。ただ、レース当日は初めての競馬場ということもあって、馬がちょっとイライラピリピリしてましたね。

 しかも、一番最初に(ゲートに)入れたでしょ? フランスでもイタリアでも、ゲートに問題のある馬は、ほかの馬が入ってからメンコを着けて、最後に入れるんです。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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