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雌伏の6年間を経てファン待望の最新作リリース! 制作陣が『ダービースタリオン』へ込めた想い(後編)

  • 2020年12月16日(水) 18時00分
ダビスタ

迫力のレースシーンも、今回のダビスタのウリのひとつ。ラジオNIKKEI小塚歩アナの実況も採用されている(画像提供:ゲームアディクト)


去る12月3日に、6年ぶりの最新作として発売された大人気競走馬育成シミュレーションゲーム『ダービースタリオン』。前回はその魅力や今作で取り入れられた新機能、Switchでの販売に踏み切った“狙い”について話をうかがったが、後編ではいわゆる“ダビスタらしさ”や現在の競馬界から取り込んだ要素など、さらに深くに切り込んだ。(取材・文・構成=緒方きしん)

ダビスタらしさを大切にしながら、時代による競馬界の変化も受容


──本作で皆さんが気に入っている点はありますか?

株式会社ランド・ホー プランナー 中村篤彦さん(以下、中村) 個人的には、馬券購入の機能はかなり気に入っています。あれだけでも一本のゲームとして楽しめるくらいではないでしょうか。パドックでも馬の調子の良し悪しがわかって、危険な人気馬をあぶり出すことができたりします。馬券で資金を増やそうという人は、パドックにご注目いただきたいですね!

株式会社ゲームアディクト 取締役 久保武史さん(以下、久保) 本作には細かいこだわりがいろいろあって、例えば馬券購入では、プレイヤーが大量購入したらオッズが下がるようになっています。ただGIだと購入者が多いはずなので、ちょっと下がりにくくなっていますね。WIN5はありませんが、3連単なども購入できるので、ぜひ大穴馬券を狙って欲しいです。

株式会社ランド・ホー ディレクター 佐藤大輔さん(以下、佐藤) 僕の気に入っている点は、従来のダビスタらしさを大事にできたところでしょうか。ダビスタってシンプルな作品で、生産して出走して、引退して…というループを楽しむゲームです。そのため、余分なところは排除していくようにしました。やりやすさという面では導入部分での工夫をしつつ、本作でもシビアな面白さを追求しています。

株式会社ランド・ホー シニアマネージャー 渡部貴行さん(以下、渡部) ゲーム内では、現実の競馬同様になかなか愛馬が勝ってくれないですからね。状態や素質は、調教師さんや牧場スタッフのコメント頼り。そんな手探りのなかで貴重な1勝を味わうという「馬主体験」をしていただくのがダビスタの特徴のひとつですから、そういった部分は大事にしました。

──ダビスタらしさを守る一方で、競馬界の変化や進歩についても取り込む必要があったと思います。

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