前回12月13日のWIN5は155万900円の配当で決着。優勝馬5頭はいずれも単勝オッズ10倍未満の支持を集めていましたが、単勝1番人気だったのは5レース目の阪神JF(阪神11R)を制したソダシだけで、やや高めの払戻金額となりました。
先週も同様の指摘をした通り、“WIN5の5レース目”は現在のところ単勝1番人気馬が12連勝中です。4レース目を突破した後に単勝で保険を掛けることもできる分、5レース目は人気サイドの馬をコンパクトに押さえるのがセオリー。この作戦を多用しているプレイヤーにとっては、的中に近づきやすい状況が続いています。特に理由があるわけではなく、そういう“流れ”というだけの話ではあるものの、さすがにここまで続くとなると、今後はプレイヤーの投票動向に影響してくるかもしれません。
明日12月20日のWIN5は総出走頭数が79頭、総組み合わせ数が98万3040通り(土曜12時現在)。対象5レースすべてが15頭立て以上ですから、難度の高い回と言って良いでしょう。
【2020年12月20日発売分の1点予想】
中京10R 3.シーオブドリームス
阪神10R 10.ロードレガリス
中山11R 10.ガロアクリーク
中京11R 5.メイショウベンガル
阪神11R 7.ステラヴェローチェ
【1レース目 寒椿賞(中京10R)】
臨戦過程や馬格を素直に評価したい一戦。「前走の着順が4着以下だった馬」は2017年以降[0-0-1-12]、「前走の馬体重が460kg未満だった馬」は2017年以降[0-0-0-10]と、それぞれ苦戦していました。
チャンスがありそうなのはランドボルケーノ・シーオブドリームス・ゼローソ・ミスズグランドオー・ショウナンラスボス・マーチリリーあたり。前走が好内容だったシーオブドリームスは最優先で押さえておくべきだと思います。
【2レース目 ベテルギウスS(阪神10R)】
近年は4、5歳馬が優勢。「馬齢が3歳の馬」は2016年以降[0-0-0-4]、「馬齢が6歳以上の馬」は2016年以降[0-2-0-23]なので、テーオーケインズ・ミヤジコクオウらは過信禁物と見ておきたいところです。
なお「前走の着順が11着以下・競走中止だった馬」は2016年以降[0-1-0-18]、「前走との間隔が中9週以上だった馬」は2016年以降[0-0-1-17]と、あまり上位に食い込めていません。
今年はロードレガリス・サトノギャロス・オーヴェルニュ・ベストタッチダウンあたりが楽しみ。実績上位のロードレガリスは特に高く評価すべきでしょう。
【3レース目 ディセンバーS(中山11R)】
コース適性の高い馬や、中央場所の重賞で好走してきた馬が中心。「“同年、かつ中山のレース”において1着となった経験がない、かつ“前年以降、かつ中央場所、かつ重賞のレース”において3着以内となった経験がない馬」は2017年以降[0-0-0-25]でした。
また「馬齢が6歳以上の馬」も2017年以降[0-0-1-19]と不振。ウインイクシードらは扱いに注意すべきだと思います。
オッズを考えるとレッドサイオン・コスモカレンドゥラ・トーラスジェミニ・パッシングスルーあたりも面白そうなのですが、やはり中心視したいのはガロアクリーク。特に不安要素が見当たりません。
【4レース目 三河S(中京11R)】
前走好走馬が強いレース。「前走の着順が6着以下だった馬」は2017年以降[0-0-1-24]です。
ただし「前走の4コーナー通過順が4番手以内だった馬」は2017年以降[0-0-0-17]と3着以内なし。ベルダーイメル・テルモードーサなど、先行力の高さを活かしたいタイプは評価を下げるべきでしょう。
狙ってみたいのはムーランアンディゴ・メイショウベンガル・ロジヒューズ・ブルーメンクローネあたり。3歳のメイショウベンガルは特に有力だと思います。
【5レース目 朝日杯FS(阪神11R)】
戦績の安定感がポイント。「“JRA、かつ1800m未満のレースならびに重賞以外のレース”において5着以下となった経験のある馬」は2014年以降[0-0-1-33]と苦戦していました。
あとは9月下旬以降の戦績も重要。「“同年9月21日以降、かつJRA、かつ芝1400m以上のレース”において1着となった経験のない馬」は2014年以降[0-1-0-47]ですから、ショックアクション・ジュンブルースカイ・ホウオウアマゾンらはあまり強調できません。
さらに「前走の出走頭数が12頭以下、かつ前走の条件が“JRA、かつ重賞のレース”以外だった馬」は2014年以降[0-0-0-29]、「出走数が5戦以上の馬」は2014年以降[0-0-0-19]。こちらも該当馬は割り引きが必要です。
注目はやはり10月以降の重賞を勝っているステラヴェローチェ・レッドベルオーブ・モントライゼ。一応「生月が4月以降の馬」は2014年以降[1-0-1-37]だったので、この3頭の中ではステラヴェローチェをやや高く評価すべきでしょう。