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【日経新春杯予想】今年の日経新春杯は非根幹距離のタフな馬場設定に強い血統を狙う

  • 2021年01月15日(金) 19時00分
今週末は日経新春杯!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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昨年行われたあのレースがデータを立証している!


 中京芝2200mはクラシックが行われない非根幹距離。中山の次に傾斜が厳しい中京の坂を2回登るタフな設定。主流血統のサンデー系よりも、日本では非主流でタフな競馬に強い欧州血統に相性の良いコース。(出走馬の国別血統タイプはスマート出馬表(無料)を参照)

 過去5年の同コースで行われた特別戦も父サンデー系は出走馬の60%を占めますが、勝ち星比率は53%。単勝回収率は74%。複勝回収率は62%。

 一方、父欧州型は出走比率36%ながら、勝ち星比率は出走比率を大幅に上回る47%。単勝回収率は95%。複勝回収率は81%。単勝10倍以内の信頼度、期待値もサンデー系よりも欧州型の方が上。

 サンデー系の10倍以内の馬は勝率16%。複勝率47%。単勝回収率は70%。複勝回収率は83%。欧州型は勝率29%。複勝率60%。単勝回収率133%。複勝回収率109%。人気馬の的中信頼度、期待値ともに欧州型がサンデー系を大幅に上回ります。

 昨年芝2200m行われた同コース重賞神戸新聞杯も勝ち馬のコントレイルは別格として、その他の上位馬は欧州指向が強い血統。

 2着のヴェルトライゼンデはサンデー系の中では欧州で実績を残すステイゴールド系で父自身もタフなコースの非根幹距離GI有馬記念、宝塚記念を両方優勝。母父も欧州型。

 14番人気3着のロバートソンキーと17番人気5着のターキッシュパレスはどちらも父が欧州型。父が欧州型の中でも、さらに非主流の要素を強める。母父も非サンデー系の血統馬が特に相性の良い条件。

 反主流の能力の方向性が問われやすいコースが魅力的なのは、反主流血統は少数派になりやすいから。今年の出走予定馬でも父が欧州型で母父が非サンデー系の馬は少数派。サンレイポケットとクラージュゲリエの2頭のみ。

 サンレイポケットは父が欧州型で非サンデー系ステイヤー血統のジャングルポケット。母父も非サンデー系。サンデーの要素が薄い血統。アドマイヤラピス牝系。

 同牝馬は現役時代に今よりもタフな馬場で行われていた3000mのOP特別も優勝。ステイヤーズSも2着。同牝系のアドマイヤフジは日経新春杯も優勝。スタミナやタフさが要求される古馬のレースは得意な一族。

 クラージュゲリエは父も母父も欧州型。反主流の欧州血統。根幹距離向きのクラシック血統馬が非根幹距離のタフな条件でパフォーマンスを落とすのは有利。遅咲きの牝系で同牝系のトゥザグローリー、トゥザヴィクトリーもクラシック以降にさらに上昇。

 先日の中山金杯で2着のココロノトウダイ、ターコイズSを9人気で3着のフェアリーポルカも同牝系で父がクラージュゲリエと同じキングマンボ系種牡馬。古馬になってタフなコースで上昇する血統。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の日経新春杯予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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