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【シルクロードS予想】中京開催のシルクロードSは例年と異なるトラックバイアス

  • 2021年01月26日(火) 18時00分
馬場虎太郎

昨年は3番人気のアウィルアウェイが勝利(c)netkeiba.com


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 今年のシルクロードステークスは例年と異なり中京芝1200mで施行。中京芝は年末に行われていた3回中京開催を含めると、実質的に2ヶ月近くに亘る開催。

 中京は元々、ローカル開催場のため、これだけ長い間の開催が続いたことがない。馬場管理も手探りだ。厳しい馬場整備の中、追い打ちをかけるように、先週は雨により緩んだ路盤で行われた。

 今週から仮柵設置でBコース替わりにはなるものの、昨年末の3回中京時にも2日間はBコースを使用。馬場はあまり保護されていない。馬場の回復は難しいだろう。重い馬場状態になるのではないか。

「中京芝1200mのBコースで行われる重賞」だけの条件は高松宮記念と同じ。参考までに、高松宮記念は過去5回のうち4回でトラックバイアス「内有利」もしくは「超内有利」と判定。位置取りは様々だが、内を通る馬が有利になりやすい傾向がみられる。

 ただし、馬場の傷み具合は高松宮記念とは異なる。土曜の開催で馬場状況を見極める必要があるだろう。

 馬場がタフになる可能性は高いが、内、外や脚質の有利不利は読み難い。現時点では近走トラックバイアスによって力を出し切れていない馬。中でもタフな馬場を得意とする馬に注目する。

馬場虎太郎

2019年の京阪杯勝ち馬ライトオンキュー(c)netkeiba.com


 ライトオンキューの前走スプリンターズステークスはトラックバイアス「外有利・差し有利」。開催最終日でハイペース。後方待機馬、外を通ってきた馬が恵まれたレースにもかかわらず、内枠から積極的な先行策。トラックバイアスは最悪の不利を受けた。

 トラックバイアスが先行不利だったことに加え、ライトオンキューは積極的な競馬が合わない馬。自身の能力も出せないペースになった。

 ライトオンキューのベストパフォーマンスは2019年の京阪杯。このレースが行われた京都芝1200mは中山芝1200mとは真逆の上りスタート。ペースが緩みやすいコース構造のため1200mにしてはゆったり追走できる。

 一方で能力をまったく発揮できなかった中山芝1200mは下りスタート。必然的に前半のペースが速くなる。ライトオンキューが好走した京阪杯とは真逆のペース配分になりやすいコースだ。

 今回の中京芝1200mは最初のコーナーまでの距離が近く道中のペースは緩みやすい。少なくとも中山よりは能力を発揮しやすいコースだ。

殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のシルクロードSの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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