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【川崎記念展望】王者オメガパフューム参戦 初の川崎コースも主戦は手応えあり

  • 2021年01月26日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲昨年末の東京大賞典、3連覇の喜びをかみしめるミルコ騎手 (撮影:高橋正和)


昨年末の東京大賞典で、史上初の3連覇を成し遂げたオメガパフュームとミルコ騎手。12月の中央競馬では悔しさを味わっていただけに、最後の最後に訪れたビッグな一勝に「感動した」とミルコ騎手。今回は、その東京大賞典を改めて回顧すると共に、明日に迫った川崎記念の勝算に迫ります。

(取材・構成=森カオル)

※このインタビューは電話取材で行いました

絶対に負けないと思われるレースほど、難しいものはない


──少々時間が経ってしまいましたが、東京大賞典3連覇、おめでとうございます!

ミルコ ありがとう! ホントによかった…。とってもうれしかった。僕、感動しました。3連覇ってものすごく難しいことだけど、今年はそれほどメンバーが強くなかったから、周りはみんな期待していました。「絶対、負けないよ!」っていっぱい言われました。

──実際、単勝オッズは1.3倍でダントツでしたね。

ミルコ そう! でも、絶対に負けないと思われるレースほど、難しいものはないからね。ものすごいプレッシャーでした。怖かった(苦笑)。

──そうですよね。では、さっそくですが、レースを振り返っていただけますか?

ミルコ いつもより行きっぷりがすごくよくて、向正面では引っ掛かったくらいでした。実際にペースが遅かったから、どうしようかなっていろいろ考えたけど、「ここで行かせて早くに先頭に立ったら、この子は絶対に止まる」と思って抑えたら、ちゃんと我慢してくれて。

 でも、瞬発力で勝負する馬じゃないから、ヨーイドンの競馬になるのは絶対に嫌だった。だから、残り600mでペースが上がったときに外から3番手まで上がっていきました。

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Road to No.1 世界一になる / ミルコ・デムーロ
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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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