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【根岸S予想】砂競馬では独特の能力の方向性が問われる根岸S

  • 2021年01月29日(金) 19時00分
今週末は根岸S!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

先日の川崎記念とは全く異なる「芝指向」のレース


 先日の川崎記念は父エーピーインディ系でサンデーサイレンスの血を持たないカジノフォンテンが優勝。NAR所属馬。もう1頭。掲示板に載って人気以上に走ったタービランスも父エーピーインディ系でサンデーサイレンスの血を持たない血統。NAR所属馬。

 単行本『亀谷競馬サロン1 永久馬券格言』でも書きましたように、競走馬の能力は一定ではありません。そして「能力の設計図を示す血統」と「競走馬の育み方」の方向性も一定ではありません。

 川崎競馬の舞台はJRAの芝の主流血統やその血統を育む調教とは全くの別方向。NARとJRAどちらが強いとはいえません。NARがやるべきことは、NAR側がJRAを上回る賞金を用意して「NARでの強さの方向性」(JRAにない方向性の強さ)の価値を高めることではないでしょうか?そのためには賞金の原資である馬券の魅力と信頼を高めるべきだと思いますが、それはさておき…。

 今週は根岸S。川崎記念と同じく「ダート」と括られますが川崎記念とはまったく異なる方向性の能力が問われやすいレース。

 JRAの芝レースの主流血統サンデーサイレンスを持つことが有利になる「芝指向」のレース。先に書いたように川崎記念とは全く別方向。

 昨年の勝ち馬は芝GIも勝ったモズアスコット。昨年2着で一昨年優勝のコパノキッキングは母父がサンデーサイレンス系。ただし、ダート重賞ではありますから、米国血統の裏付けもある程度は必要。「芝血統(サンデー系)と米国型」の組み合わせが走りやすいレース(米国型などの国別血統タイプはスマート出馬表を参照)。

 昨年の勝ち馬モズアスコットも父は欧州芝血統フランケル。母父は米国型でストームバード系のヘネシー。2着コパノキッキングも母父がサンデー系で父が米国型。

 今年の出走予定馬ではヘリオスは父がサンデー系のオルフェーヴル。砂競馬でもジャスティン、マルシュロレーヌと重賞勝ち馬を出しています。重賞勝ち馬2頭に共通するのは、いずれも母父が米国型であること。ヘリオスも母父は米国型でヴァイスリージェント系のフレンチデピュティ。同母父の産駒は東京ダートGI勝ち馬も出しているように、東京ダートの砂も特に相性のいい血統。

 メイショウテンスイは父が米国型のダンカーク。同種牡馬はファピアノ系とエーピーインディ系で配合された馬。高速左回りが得意な血統。実際ダンカーク産駒は勝ち星と賞金の25%以上を東京ダートで稼いでいます。母父はサンデー系で芝血統のゼンノロブロイ。東京ダートでこそ最もパフォーマンスを発揮できる血統。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の根岸S予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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