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【東京新聞杯予想】人気と枠番がファクターの二本柱!

  • 2021年01月31日(日) 18時00分

■東京新聞杯(GIII・東京芝1600m)フルゲート16頭


★3行でわかる! 東京新聞杯 攻略の糸口

1.2番人気以内馬が非常に弱く3〜9番人気が猛烈に強い!
2.枠番は完全に「内>外」。好位〜中団からの差しが優勢。
3.7歳以上馬は大幅割引。前走がGIや3勝クラスの馬は○。

データ特注推奨馬
 ★該当なし

 小波乱〜中波乱が多い東京新聞杯。その要因となっているのが、1〜2番人気に推された馬がメチャクチャ弱いことだ。トータル[2-0-4-14]で連対率10.0%、複勝率30.0%という信頼度の低さで、昨年のように揃って飛ぶケースも少なくない。今年も2番人気以内馬は、基本的に疑ってかかったほうがいい。

 同様にサッパリなのがふたケタ人気馬で、こちらはトータル[0-0-1-58]という壊滅的な成績。つまり東京新聞杯は「3〜9番人気が非常に強いレース」ということになる。小波乱や中波乱が多くなって当然で、今年もこのあたりを徹底的に狙いたいところ。人気というファクター「だけ」でも、馬券はけっこう当てられそうである。

 そして、もうひとつの超重要ファクターが枠番だ。コースデータでもその傾向は見受けられたが、レースデータでは完全に「内>外」という結果に。勝率、連対率、複勝率のいずれも、内が外を圧倒している。フルゲート16頭ならば、真ん中よりも内である馬番01〜08番を重視するのが、このレースで儲けるためのセオリー。馬番09〜16番に入った馬は、人気でも過信は禁物である。

 脚質は、好位〜中団やや前のポジションからの差しがベスト。あとは、4〜6歳馬が強く7歳以上馬は信頼度がガクンと落ちることや、前走GI組や前走3勝クラス1着馬が存在感を発揮していること、芝1400m戦からの距離延長組&芝2200m以上からの大幅な距離短縮組が好成績であること、関西所属騎手が素晴らしい成績を残していることなどが、要注目のポイントとなる。

 枠番と人気が「二本柱」となるレースなので、現時点でのジャッジはかなり厳しい。当然、データ特注推奨馬もナシとなる。言葉だけでお伝えしておくと、「真ん中よりも内の枠番に入った3〜9番人気馬」で、前走がひとケタ人気&ひとケタ着順だった──といった条件を満たすのが、特注馬の最低条件となる。

【コース総論】東京芝1600m Dコース使用

・コースの要所!

★人気サイドは高連対率で内容も優秀。人気薄が3着にくることが多いコース。
★外枠不利ではないが内枠のほうがベター。回収値も内のほうが明らかに高い。
★先行勢と中団待機組が拮抗。おそらく中団やや前あたりがベストポジション。





 バックストレッチの右奥がスタート地点で、最初のコーナー進入まで500m以上も直線が続く、東京芝1600m。外枠からでもまったく問題なく、ポジションを取りにいけるコース形態といえる。大トビで器用さに欠けるタイプでも、このコースならば問題なく力を発揮できることだろう。東京競馬場らしく、展開の紛れも小さいはずだ。今回はより正確な情報をお届けするべく、「Dコース×16頭」に限定したデータを掲載している。

 紛れのないコースであるのがよく感じられるのが、人気別成績。というのも、上位人気馬の「勝率と連対率」が非常に高いのである。1着馬の75.5%を3番人気以内が占めているというのは、かなりの高シェア。4回のうち3回は3番人気以内馬が勝つとなると、人気薄を1着で狙うような馬券は買いづらい。基本的には、人気馬を素直に信頼すべきコースといえるだろう。ただし、「3着」に関しては穴を狙ってみる価値が十分にある。

 次に枠番だが、簡潔にいえば少しだけ「内>外」という傾向。極端に大きな差があるわけではないが、真ん中よりも内に入った馬のほうが、信頼度と回収値の両方が高いという結果になった。1レース単位でこれを気にかける必要はないが、塵も積もれば山となる。このコースでは内を重視するスタンスを継続することで、最終的には大きな差が出てくるはずだ。

 最後に脚質面だが、こちらは先行勢と中団待機組が互角に張り合っているイメージ。おそらくクラスが上がって序盤〜中盤のラップが厳しくなると、このデータよりも差し優勢になると思われる。ただし、最速上がり馬よりも上がり2位馬のほうが高勝率であることなどから、極端に差し優勢となるケースは考えづらい。先行勢を射程圏に入れつつレースができる、「中団やや前」あたりがベストポジションだろう。

【レース総論】東京新聞杯(GIII) 東京過去10回

・レースの要所!

★1〜2番人気はメチャクチャ弱いが、中穴は絶好調。小〜中波乱を狙いたい。
★コースデータよりも格段に内有利。真ん中よりも外の馬は大幅割引が必要。
★脚質面はコースデータ同様の傾向。7歳以上の高齢馬は成績不振なレース。
★前走芝1400m組や芝2200m以上組が好内容。前走3勝クラス組は軽視禁物。










 レースの平均配当は、単勝920円、馬連5830円、3連複1万6193円と標準的な水準。しかし、人気別成績はまったくもってフツーではない。なんと、1〜2番人気がトータル[2-0-4-14]で連対率10.0%、複勝率30.0%と極端なまでに弱いのである。また、ふたケタ人気馬もトータル[0-0-1-58]という壊滅的な成績。つまり、このレースの好走馬は3〜9番人気にかなり偏っている──ということだ。

 4〜6番人気や7〜9番人気の強さはデータをご覧のとおりで、ここを買っているだけで馬券が当たるといっても過言ではないほど。実際に昨年のこのレースは、4番人気のプリモシーン、6番人気のシャドウディーヴァ、5番人気のクリノガウディーで決着している。上位人気が揃ってコケたことで、馬連7270円、3連複1万9730円というオイシイ配当に。今年も、こういったパターンの再現を狙うのがオススメである。

 枠番はコースデータよりも格段に内が有利。まだ馬場のコンディションがいい時期の開催であるのが、大きく影響していると思われる。単純に内外を比較したデータにおいても完全に「内>外」で、ギャップ値の差も甚大。枠番が真ん中よりも内か外かで、天地ほどの差が出るレースなのだ。フルゲートになるようならば、馬番01〜08番に入った馬を重視する姿勢でいきたい。

 脚質面は、おおむねコースデータどおり。やや差し優勢ながら、最速上がり馬の成績がイマイチで、上がり2位の馬が好成績を残しているなど、共通項が非常に多い。やはり、中団やや前あたりがベストポジションである様子。「差し→先行」決着を想定して、買い目を構築するのがいいだろう。後方からでも一応は届くが、こちらは2〜3着が精一杯だと考えるべきだ。

 年齢別では4歳馬の信頼度がもっとも高いが、回収値が高いのは5歳馬や6歳馬のほう。トータルで考えると、4〜6歳馬の評価はほぼ横並びとなる。ただし高齢馬はイマイチで、7歳以上馬はトータル[0-1-1-37]で複勝率5.1%と、信頼度は一気にダウン。強力な買い材料でもないかぎり、手出し無用といえそうだ。前走距離別成績では、芝1400mからの距離延長組と、芝2200m以上からの大幅な距離短縮となる組が、好結果を残している。

 前走クラス別成績では、前走でGIに出走していた実績馬と、前走で3勝クラスを勝って昇級してきた組が存在感を発揮。前者の強さは妥当なところだが、後者についてはマークが薄くなりがちなので、注意が必要だ。そして、このレースで好走する上での必要条件といえるのが、「前走がひとケタ人気かつひとケタ着順」であること。この条件をクリアした馬が、今回もひとケタ人気に推されたならば、高確率で好走が期待できるはずだ。

 最後に騎手関連データだが、継続騎乗組と乗り替わり組の内容はおおむね互角。騎乗パターンをあまり気にせずに買えるレースといえる。注目したいのが関西所属騎手の強さで、連対率28.1%、複勝率40.6%、複勝回収値110と、外国人騎手をはるかに上回る結果を出している。今年も上位争いに加わってくるのは確実で、積極的に買うべきである。

【血統総論】


 血統面からは、ディープインパクト産駒、ルーラーシップ産駒、クロフネ産駒をプラス評価の対象とした。それに次ぐのがロードカナロア産駒やキングカメハメハ産駒だが、こちらはいずれも単勝適正回収値が低めで、爆発力に欠ける印象。逆に、信頼度は低めだが爆発力があるのがディープブリランテ産駒で、人気薄の馬に関しては、ここをプラスに評価してみる手もありそうだ。

★出走予定馬 総論×各論

 本稿の執筆時点で出走の意向が把握できているのは、フルゲートぴったりの16頭。ここから多少の増減はあるだろうが、これならば少なくとも少頭数にはならないはずだ。注目を集めるのは、藤岡佑騎手との新コンビで初のマイル戦に挑むヴェロックス。あとは、ヴァンドギャルド、ダイワキャグニー、サトノアーサー、シャドウディーヴァ、トリプルエースなどが出走予定だが、どの馬がどんな人気になるかサッパリ読めない。

 そして冒頭でもお伝えしたように、重要なファクターは「人気」と「枠番」。この両方がサッパリわからない段階での予想は、無意味どころかマイナスですらある。ここでの評価順などはまったく気にせず、最終的な出走馬と枠番、人気が出てから予想したほうが絶対にいい。その点だけは、くれぐれもご承知いただきたい。事前で上位に評価した馬でも、外枠を引いたら無印まで評価を落とすべきレースだからだ。

 現時点でのトップ評価は、マイルCS以来の出走となるヴァンドギャルド。今回は、鞍上が福永騎手に乗り替わる見通しだ。このローテはかなり信頼度が高く、「前走が8番人気6着で今回もおそらくひとケタ人気」と、このレースの好走条件にも合致。関西所属騎手の騎乗予定にディープインパクト産駒であることなど、買い材料は非常に多い。これで「3番人気以下かつ真ん中よりも内の枠番」ならば、文句なしだろう。

 二番手評価に、藤岡佑騎手と新コンビを組む予定のヴェロックス。日経新春杯(今年は芝2200m戦)からの大幅な距離短縮は、このレースにおいてはプラス材料だ。とはいえ、初のマイル戦だけに、試金石的な部分が大きいのも事実。それでいて上位人気に推されるようならば、リターンよりもリスクのほうが大きくなる可能性アリだ。上位に評価はするが、ヴァンドギャルドから「大きく離れての二番手」である。

 三番手評価にトリプルエース。前走の京都金杯は8着に終わったが、本来はもう少し前のポジションが取れる馬だ。この相手関係ならば能力的にも遜色はないはずで、東京替わりでもっとよさが出る可能性もありそう。信頼度の高い4歳馬で、芝の短距離戦線で存在感を発揮しているゴドルフィンの馬であるのも魅力的だ。重賞でも通用するだけのポテンシャルと成長力を秘めているとみて、上位の一角に推したい。

 そして、四番手評価に牝馬のシャドウディーヴァ。前走のエリザベス女王杯は、かなりロスが大きいレース内容だった印象。昨年の2着馬であるのも、忘れてはいけないポイントだ。見直す価値が十分にある一戦だろう。五番手評価に、ヴェロックスと同様に日経新春杯からの距離短縮で出走するサトノインプレッサ。なかなか結果が出せないが、そのポテンシャルの高さは大きな魅力。一気の距離短縮がプラスに出るかもしれない。

 以下はカテドラル、カラテ、ダイワキャグニー、エントシャイデンという評価の序列。名前をあげている馬が多いのは、枠番と人気というファクターによって、ここから大幅に絞り込まれるのを想定しているからだ。「とにかく中穴、とにかく内」を合言葉に、買い目をしっかり絞り込んで勝負したい。


■総論×各論・先々週の馬券回顧



ひねって買って爆死(#^ω^)ビキビキ

 トップ評価だった09アリストテレスから素直に買えば当たるというのに、荒れそうだからもっと配当のいいところを──と狙った結果がこちら。結論からいえば、09アリストテレスが思った以上に強かったデスネ(大反省)。ピッチ走法だから、荒れ馬場もこなせそうとは感じていたんですが。うん、誰がどう見ても自分の馬券下手が悪い。

※コース&血統データは2016年以降、レースデータは2011年以降が集計対象です。
※ギャップ値(G値)は、当該条件における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、優秀な内容となります。

【予想】小林誠の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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