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【東京新聞杯予想】サーゲイクロスのしなやかディープが強い ペースが緩むと中距離型にも勝機が

  • 2021年01月31日(日) 18時00分
東京新聞杯は後傾ラップになりがちで、リスグラシューやブラックスピネルやスマートレイアーなど中距離型が勝つことも多いレースだ。それと開催2週目でインがいいのか、サトノアレスやシャドウディーヴァのようなイン差しが毎年のように決まるイメージも。ディープインパクト産駒は近5年[2-4-1-13]で毎年連対。特にしなやかなストライドを生むサーゲイロード≒セクレタリアトのクロスをもつ馬は[2-2-0-5]と好走率が高く、プリモシーン4人気1着、スマートレイアー5人気1着、レッドオルガ6人気2着、プロディガルサン5人気2着となかなか美味しい馬券にもなっている。ただし取り上げた5頭にこのクロスをもつディープ産駒はいない。(解説:望田潤)


カテドラル
 ジェベルムーサの3/4弟で、母母アニマトリスはマルレ賞(仏G2・芝2400m)勝ち馬。ハーツクライ×ロックオブジブラルタルはグレイルと同じ。全体に母父父デインヒルの血を増幅した配合になっていて、最近はサリオスやグラティアスなど母系のデインヒルが表現されたハーツ産駒がよく走っている。朱鷺SはHペースの前崩れで展開もハマった。大箱向きだが、ハーツ産駒だからマイルで高速決着はやや辛い。時計や上がりはかかってほしい。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

カラテ
 グランドサッシュの甥。牝祖ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹で、ステイゴールドやレクレドールの母でショウナンパンドラの母母。父トゥザグローリーはトゥザワールドの全兄で日経賞などの勝ち馬。2走前から体重を増やして突然本格化し、坂路でも抜群に動くようになった。若潮Sもうなりながら捲って前日のニューイヤーSより速い時計で完勝。タイプとしてはパワー型なので、東京で高速上がりになったときが課題だろう。馬場が渋るのは歓迎。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

サトノインプレッサ
 母サプレザはパン賞(仏G3・芝1400m)とパレロワイヤル賞(仏G3・芝1400m)に勝ち、マイルCSには3度来日し3着、4着、3着だった。その父サームはニッカボッカーH(米G2・芝9F)などに勝ったミスプロ系。母の面影ある前駆のいいストライドは大箱向きで、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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