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【根岸S回顧】 本命馬の根拠をどこに求めるか?

  • 2021年02月02日(火) 18時00分
予想の頭脳

1番人気に応えて、重賞初制覇を果たしたレッドルゼル。フェブラリーSは混戦気配だけに、十分チャンスはありそうだ(撮影:下野雄規)


『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、フェブラリーSの前哨戦である根岸Sを取りあげます。1番人気が勝つも、2着に10番人気が強襲することになった波乱の一戦を、果たしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!

前走の敗戦を分析し、適性を見極める



 最初に紹介するのは、時間を惜しまない精緻な分析に定評のある仲真司氏です。まずは過去10年を振り返り、「短距離路線からの参戦も多く、例年ペースはハイペースになる傾向が強い」と指摘。そこで、「脚質的にもハマる可能性が高く、軸として信頼できる1頭」として1番人気で勝利したレッドルゼルに自身の◎を打ちます。

 前走の1200mのカペラSではクビ差の2着でしたが、「本来であれば後方の馬には出番がないところだが、それでも2着まで追い上げたのは相当力がなければ成し得ないこと」と高く評価。とくに、3勝している阪神や2勝の京都を差し置いて、2戦して1度だけ勝利している東京コースを、「長く良い脚を使えるこの馬にとってベストのコースではないか」という分析はお見事でした。

 結果は、レッドルゼルを1頭軸に据えた3連単441.6倍と3連複81.1倍が的中。6万円超の払戻しとなりました。結果はこちら

予想の頭脳

人気馬を信じた3連系での勝負が奏功。前走の確かな分析が、的中に結びついた


確かな末脚から東京コース適性を看破し、軸馬に抜擢



 もうひとりは、“レース直前の気配で勝負する男”太田将紀氏です。こちらは「人気でも末脚確かな、◎〇の軸は堅い」と読んで、◎レッドルゼルと○タイムフライヤーの「3連複2頭軸で勝負」と宣言。

 しかも、直前の気配も踏まえて相手に選んだ5頭には、10番人気2着のワンダーリーデルのみならず、6番人気4着のアルクトス、12番人気5着のブルベアイリーデもいるという盤石ぶり! 馬券は3連複2頭軸で相手も絞った結果、81.1倍を1,500円と厚く的中し、12万円超の払戻しを獲得しました。予想結果はこちら

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こちらも本命、対抗を信じた結果、3連複での厚めの勝負が結実した



 なお太田将紀氏は、シルクロードSでも4番人気で勝利したシヴァージを「流れは向きそうだし、今の馬場ならチャンス十分ある」と本命に指名。3連複を1頭固定の相手5頭ボックスで的中させ、東西重賞制覇を遂げています。予想結果はこちら

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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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