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【東京新聞杯】人馬ともに重賞初制覇! 菅原明良騎手が掴んだカラテを勝利に導くための条件

  • 2021年02月11日(木) 18時00分
哲三の眼

嬉しい重賞初制覇に菅原騎手も大きくガッツポーズ(撮影:下野雄規)


今年の東京新聞杯は、菅原明良騎手騎乗の5番人気カラテが勝利。人馬ともに嬉しい重賞初制覇となりました。カラテに何度も騎乗して得た経験が勝利につながった、と哲三氏は振り返ります。しかし、期待している若手だからこそさらに求めたいものもあるようで…。レースから見えた若手騎手の成長と課題点を自身の過去も踏まえて語ります。

(構成=赤見千尋)

何度も騎乗して掴んだカラテの“走りやすい”距離感


 東京新聞杯は5番人気だったカラテが勝利しました。騎乗した菅原(明良)君と共に初重賞制覇で、相当嬉しかったのではないかと思います。

 菅原君は2019年デビューで今年3年目。重賞での騎乗は3回目だったそうで、まさにこれからの若手ジョッキーです。技術的な細かいことを言えばさらに研究していって欲しい部分もありましたが、今回のファインプレーはギリギリのところで焦らずに騎乗出来たことではないでしょうか。

 重賞経験がまだ3度目で、おそらく「勝てるかもしれない」というのは今回が初めてだったでしょう。その中で冷静に運べたというのは、とても大きいと感じます。

 スタートして枠なりのところから、それほど外に出さず、

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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