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【張田昂騎手・船橋】オメガ&ミルコ騎手に「リベンジさせてもらいました」根性の川崎記念回顧/前編

  • 2021年02月15日(月) 18時01分
今週のface

▲川崎記念を制したカジノフォンテンと張田昂騎手 (撮影:高橋華代子)


昨年末の東京大賞典、初のGI挑戦で2着に食い込んだカジノフォンテン。その鞍上は、張田京元騎手(現調教師)を父に持つ張田昂騎手(船橋、33歳)。

中央の一線級を相手に上々の結果にも思えますが、「騎手の差だった」と、勝ったオメガパフュームの主戦ミルコ・デムーロ騎手との違いに悔しさをにじませました。

それから1か月――。再戦の場となった川崎記念に、「自信を持って臨みました」と張田騎手。どんな準備をし、どんな作戦で挑んだのか。渾身の勝利をじっくり回顧します。

(取材・構成:高橋華代子)


東京大賞典、本気で勝てると思って臨みました


――人馬ともに重賞初勝利を飾った京成盃グランドマイラーズから振り返って頂きたいですが、カジノフォンテンの将来性をどんな風に感じていましたか?

張田 あの頃はまだ粗削りで、スピード任せのマイルの馬。マイル以上の距離を戦える馬に成長するとは思いませんでした。毎朝、調教に乗せて頂いているので、将来性を感じるというよりも、一戦一戦の成長を感じる方が大きかったです。

――どの辺に成長を感じますか?

張田 気性面はそんなに変わりませんが、スピードやスタミナ、パワーなど、全体的にパワーアップしています。元々が頭のいい馬なので、競走馬としての理解力もすごく出てきて、折り合いもつくようになって扱いやすくなっています。

――勝島王冠では、ノンコノユメとモジアナフレイバーというこの路線の南関東トップホースたちを抑えて勝利を飾り、その後の東京大賞典は9番人気で2着でした(優勝はオメガパフューム)。ご自身はどんな気持ちでしたか?

張田 一戦ごとに成長してくれていて、東京大賞典の時は状態も前走以上でした。本気で勝てると思って臨んだレースだったので、あの時はめちゃめちゃ悔しかったです。

今週のface

▲オメガパフュームにわずかクビ差かなわず2着 (撮影:高橋正和)


――レース後の、『俺の根性が足りませんでした』というコメントは話題になりました。

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