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【中山記念予想】相対的に格上の馬が上位にきそう

  • 2021年02月26日(金) 18時00分

穴を出す可能性がありそうな馬は…


 今年の中山記念はGI級の大物が不足している印象。ただ近況の良い馬も限られており、相対的に格上という馬が上位に来るのではと予想する。

 ヒシイグアスが連勝中の魅力で人気になりそうだ。もともとセールの高額馬だし、真価発揮という印象。脚質に自在性があるのも良い。リスクがあるとしたら速い時計の決着。もともと1800mも走れなくはないが2000mがベターという印象なので、極端な高速決着は避けたい。

 バビットは菊花賞、有馬記念と使われてきたので、2ケタ着順×2のあとでも上位人気になりそう。脚質的に単勝が狙いやすいということもあって単勝人気は伸びやすい。中山はセントライト記念優勝があるが、当時は3〜4ハロン目がかなり緩いスロー。1800mでも自分に有利な流れを作り出せるかがポイントになる。

 クラージュゲリエはGIと休み明けを除くとすべて馬券に絡んでおり、ここでも上位争い有望。ただこの馬も1800mは距離下限という印象で、こちらは道中の位置取りを下げ過ぎないようにしたいところだ。

 マイラータイプが少ないということではケイデンスコールに一定の妙味がありそう。1600m以下でしか好走歴がないので嫌われそうだが、もともとこのレースはマイラーズカップ好走馬が上位に来たりなど、マイルがベストの馬でも走れる面がある。

 トーセンスーリヤは条件クラスとはいえこのコースでの好走歴を活かしたいところ。ウインイクシードは位置取りを活かしてどこまで粘り込めるか。位置が取れるということではパンサラッサにも穴を出す可能性がありそう。4歳馬の強いレースという点を活かしたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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