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距離延長で本領発揮! マッソニアーナ(3着)のレースを最速回顧

  • 2021年03月23日(火) 18時01分
先週の日曜5Rでは、マッソニアーナで内を突き、見せ場十分の3着。「勝つんかなと思った」とは小牧騎手。距離延長とともに本来の力を見せ始めた1頭で、また楽しみな馬が増えました。このマッソニアーナのレースを含め、今週の『太論』では土日の3鞍を回顧。ユーザー質問では、ジョッキーが感じる正直な去勢効果を明かします。(取材・文:不破由妃子)

※このインタビューは電話取材で実施しました。

周りは若い子ばっかりだったから、負けんとこうと思って


──先週の3鞍は、5着、3着、3着。際どいレースもありましたね。

小牧 うん。精一杯乗った結果やね。土曜日のワンダースパイン(中京3R・3歳未勝利・ダ1900m・7番人気5着)も、頑張って行ったでしょう。

──はい。出ムチを入れて位置を取りに行きましたね。

小牧 砂を被ったら嫌がるんでね。これまでは出遅れてばかりだったから、後ろからの競馬になっていたけど、今回はまぁ普通に出てくれたし、土曜日はあれ1頭だけやったからね。周りは若い子ばっかりだったから、負けんとこうと思って。

──ハナを取り切ったものの、3着のウォーロードにぴったりと併走されて。

小牧 ああ、あれはね、向こうが引っ掛かってたんですわ。だから、無理せず向正面で下げました。

──そうでしたか。4コーナーでは、このまま飲み込まれてしまうかなと思ったんですが、最後までしぶとく伸びていましたね。

小牧 うん、もう一回きたね。力は残ってるんやね、きっと。5着やったけど、よう頑張りましたわ。最後まであきらめんと、しっかり走ってた。馬自体がまだまだ子供やから、順調に成長してくれれば、もっとやれると思う。

──日曜5Rのマッソニアーナは3着(3歳未勝利・芝2400m・5番人気)。内を突いての伸び脚は見どころ十分でした。

小牧 スタートを普通に出てくれたし、前回(国分)優作が乗っていい競馬をしていたから、それに負けんように乗ってこなアカンと思ってね。惜しかったなぁ。内を突いたときは、勝つんかなと思ったけどね。

──1400mでデビューして、1800m、2200m、2400mと距離を延ばしてきました。やはり距離延長に伴って、良さが出てきた感じですか?

小牧 うん、距離が延びたほうがよかったね。それもそうやし、スタートとかは使いつつ良くなっていて、まだ上積みがありそうや。楽しみです。日曜日は、エグレムニもチャンスがあると思ったんやけどねぇ(阪神9R・豊中特別・芝1200m・3番人気3着同着)。いい競馬はできたけど、いかんせん勝った馬が強かった(サウンドカナロア)。

──エグレムニは、2走前の大濠特別で初めて騎乗されて、そのときは後方からすごくいい脚を使って。もう一度乗りたいとおっしゃっていた馬ですよね。

小牧 そうそう。ちょっと気難しいところがありそうやけど、いい脚を持っているのはわかっていたから、今回ももっとゆっくり乗ろうと思ったんやけどね。前回乗ったときは、本当にいい脚だった。またチャンスがあれば、今度はじっくり乗ってみたいね。

──では、質問をひとつ。「ニホンピロスクーロ、おめでとうございます!質問ですが、セン馬になってどういうところが変わりましたか?正直、ずっと競馬を見てきて、去勢ってそんなに効果があるのかなぁと思ったりしています。実際に乗っていて、ものすごく効果を感じた馬はいますか?」

小牧 ものすごく効果を感じた馬……いないねぇ。スクーロは、やっぱり気が悪いところがあって去勢したみたいなんやけど、僕の感覚としては、あんまり変わらんと思う。何十年も馬に乗ってきているけど、去勢してガラッと変わった馬は記憶にないなぁ。

──小牧さんが最近騎乗されている馬では、ニホンピロスクーロのほか、フレッシュステージやドルチェリアもセン馬ですよね。

小牧 そうやね。ドルチェリアはね、ゲートが悪いんですわ。先入ればっかりしてるでしょ。あの血統はみんなゲートが悪い。僕が知る限り、全部の馬に共通している。

──小牧さんと相性がいいとされるエンパイアメーカーですね。

小牧 そうそう。ホンマに難しい馬が多いわ。

──あとは、小牧さんのセン馬といえばアサカディフィート。

小牧 エンパイアではないけど、あの馬ももともとは出遅ればっかりやった。僕が乗って、普通にゲートを出るようになって、それで勝ち出して。ゲートのなかで、いつも後ろにもたれてね。そこから普通に出すコツがいろいろあって…。

──企業秘密っていうやつですね。

小牧 うん(笑)。まぁセン馬になっても、もともとの気性があるからね。もちろん効果があるから選択するんやろうけど、急にガラッと変わることは少ないと思うよ。
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太論 / 小牧太
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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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