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【インスタ生取材】池添騎手の夢 “兄弟GI制覇” ヴィクティファルスで叶えたい!

  • 2021年04月16日(金) 18時02分
GIドキュメント

ヴィクティファルスと皐月賞へ挑む池添謙一騎手(撮影:下野雄規)


いよいよ今週は牡馬クラシック開幕戦・皐月賞。やや混戦ムードが漂う一戦で、トライアルを勝って臨む組にも注目が集まるところです。

そこでnetkeibaでは、スプリングSをヴィクティファルスで勝った池添謙一騎手にインスタライブで公開生取材を敢行! 普段、私たちライターがどんな風に取材をしているのかを覗いていただきつつ、みなさんに池添騎手の本音をたっぷり聞いていただきました。

ダートグレード制導入以降、初となる兄弟タッグでの重賞制覇の瞬間でさえクールだった弟・学調教師に対し「ちょっとカッコつけているところがある(笑)」という兄目線のエピソードから、ファンからの「雨に強いイメージがあります」というコメントに対し、「雨、嫌いなんですよね…(笑)」と意外な回答、そしてヴィクティファルスの状態について、ダイジェスト記事でどうぞ。

(取材・構成:大恵陽子)

際どい勝負に「純次が勝ってるやろ?」って言ったもんだから…(苦笑)


――今日は「皐月賞目前! 池添謙一騎手に公開生取材」と題して、取材の様子をファンのみなさんに見ていただきながらお話を伺いたいと思います。

池添謙一騎手(以下、池添騎手) よろしくお願いします。

――改めて、ヴィクティファルスでスプリングS制覇、おめでとうございました。追い切りでの第一印象はどうでしたか?事前に募集したファンからの質問でも「過去に騎乗したどの馬に似ていますか?」ときています。

池添騎手 跨った瞬間に思ったのは、「余分な肉があるな」っていう感じというか(笑)。

――え! お肉が“ある”?

池添騎手 ある!(笑)。2週前追い切りでは「まだ緩い部分があるな」って感じましたが、若い馬特有の体の緩さは、成長に伴ってしっかりしてくる部分だと思います。ヴィクティファルスはピッチ走法で、過去に自分が乗ったハーツクライ産駒に似た前脚のさばきだな、と僕の感覚では思いました。

――スプリングSは好スタートから道中をいいリズムで運び、4コーナーでは大外を回りながらも鋭く伸びて勝ちました。

池添騎手 3コーナー過ぎくらいで後ろにいた馬が早めに動いてきたんですよね。その時に一瞬、抵抗して上がっていこうかなとは思ったんですけど、「ここで動いたらちょっと早いかな」と感じて、ワンテンポ遅らせてから仕掛けました。そこで我慢できたのは賢いですし、集中力も切れずにしっかり走ってくれました。4コーナーでその馬の脚が早々になくなって、それを避けるために外を回らされましたが、動かしてからはしっかり反応してくれましたし、最後にしっかり捕らえてくれたので、トライアルとしてはいい内容だったと思います。

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「トライアルとしてはいい内容だったと思います」(撮影:下野雄規)


――直線ではどのあたりで勝てるなと思いましたか?

池添騎手 ゴールした後もちょっと分からなかったんですよね。2着の嶋田純次(騎手)が「おめでとうございます」って言ってくれたんですけど、あんまり自信がなかったので、「いや、純次が勝ってるやろ?」って言ったんです。僕がそれを言ったもんだから、純次も「あれ? もしかしたら僕の馬が勝っているのかもしれない」って思ったらしくて(苦笑)。

――あれ、嶋田騎手って勝っていれば重賞初制覇だったのでは…?

池添騎手 そうなんですよ!

――罪つくりですね(笑)。それだけ際どい勝負だったということですが、引き上げてきて弟の学調教師からはどんな言葉をかけられましたか?

池添騎手 こっちに寄ってきてくれて、握手かタッチかをしたんですけど、なんていうんですかね、調教師としての立場かもしれないですけど、あんまり喜びを大きく出してはいなくて。僕はどちらかといえばストレートに感情を表現しすぎる部分があるので、反面教師にしているのか、ちょっとカッコつけているところがあります(笑)。

ずっと一緒だった兄弟での重賞初制覇


――1歳違いの学調教師とはどんな少年時代を過ごしたんですか?

池添騎手 小さいころから弟の方が頭一つくらい背が高くて、弟がお兄ちゃんだと勘違いされていました。着る服も双子みたいに一緒で、習い事も塾や空手、乗馬など僕がやるのは全部弟もやっていましたから、小さい頃はずーっと一緒だったと思います。

――ファンからの質問で、「仕事とプライベートで学調教師の呼び方や言葉遣いは変わりますか?」と。

池添騎手 僕は変わらないですね。学なので、下の名前で「まー」と呼んでいます。弟は仕事とプライベートで言葉遣いを分けていますね。

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弟の池添学調教師(C)netkeiba.com


――スプリングSでは兄弟重賞初制覇でした。お気持ちは?

池添騎手 初めて一緒に重賞タイトルを獲れたのはすごく嬉しかったですし、ようやく一緒に勝てたなって思いました。レースが終わって少し経ってから「兄弟で重賞を獲るのは初めてだ」って聞いたので、弟にLINEで送ったら、「武兄弟(武豊騎手、武幸四郎調教師)よりも先にできて嬉しい」って返ってきました。

――お父さまの兼雄調教師の反応は?

池添騎手 慣れないLINEで「おめでとう」って来ました。僕に対して、あまり喜びを表現する感じではないんですけど、周りの人から「めちゃくちゃ喜んでいたよ」と聞くので、よかったなと思います。

反応の速さと末脚を武器に本番へ


――さて、今週末は雨予報も出ています。重馬場で前哨戦を勝っていますが、馬場に関してはどうでしょうか? ファンからは「池添騎手は雨に強いイメージがあります。特に気を付けていることは?」と質問が届いています。

池添騎手 雨、嫌いなんですけど…。汚れますし(笑)。ヴィクティファルスは前走くらいまでの馬場なら全然問題ないかなと思います。それ以上悪くなると、走ったことないので分からない部分があるんですけど、みんな馬場の内を空けて回ってくる恐れがあるので、通るところが大事になってくるのかなと思います。

――最終追い切りを今朝、終えたばかりですが、状態などいかがでしょうか?

池添騎手 今朝の坂路では元気が良くて、時計が最後の1ハロンがかかってしまったんですよね。本当だったら、だんだんラップを速く刻んでいかなきゃいけないところで、その1つ手前のラップと逆だったらよかったんですけど、動きはすごくよくて、状態はスプリングSよりも上がっていると思います。

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元気が良くて、状態は前走以上!(撮影:下野雄規)


――最後に皐月賞への意気込みをお願いします。

池添騎手 ヴィクティファルスはまだ体が緩いですが、ポテンシャルは高いものを持っていますから、これからどんどん良くなってほしいです。いまの時点でこれだけ頑張ってくれていますし、反応も速いんですよね。いい末脚をもっていますし、持久力もついてきてくれているので、そのへんはひとつの武器なのかなと思います。

 前哨戦でいい勝ち方をしてくれて、弟の管理している馬で臨めるっていうのはすごく嬉しいしありがたいです。これからまだジョッキーをやっていく中で、叶えたい夢ってたくさんあるんですけど、そのうちの一つはやっぱり弟の管理している馬と一緒に大きいタイトルを獲ることです。それを叶えたいなと思いますし、しっかり乗りたいと思います。

――今日はお忙しい中、公開生取材ありがとうございました。

池添騎手 テレビやインタビューでは編集される部分があって全部が伝わらないですが、公開生取材は自分が思ったことを喋れてよかったです。

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