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【皐月賞予想】皐月賞で乗り越えるべき2つの大きな壁

  • 2021年04月16日(金) 19時00分
今週末は皐月賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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ディープインパクト産駒も○○経験で明確な傾向が出ます


 皐月賞は多くの出走馬が「大きな2つの壁」に初めて挑むことになります。まずは2000mGIでも通用する「格の壁」が問われます。能力指数的なモノサシでも皐月賞で出す指数を記録した馬はほとんどいないのですから。今まで以上に高いパフォーマンスを発揮することが要求されます。才能の裏付けで重要なのは「血統」です。2000mGIでも実績を残す血統構成は必須といえるでしょう。

 次の壁は「多頭数小回りコースGIでの速い流れ」への対応力。これは経験が重要になります。競走馬は走る距離を知りません。同じ馬であっても、前走までの経験によって発揮できる能力は大きく変わります。皐月賞は1800m以下の速い流れを経験している馬に有利です。

 過去10年の皐月賞。単勝10倍以上の人気薄で勝利した馬は4頭。すべて前走は「距離延長」の馬。1800m以下の経験が有利であることを端的に示す傾向でしょう。

 当レースでも最も実績を残すディープインパクト産駒も「前走距離経験」だけでも明確な傾向が出ます。

 過去10年皐月賞に出走したディープ産駒は35頭。距離短縮で馬券になった馬は0。同距離で出走した馬は14頭。勝ち馬は1頭。複勝圏内馬は3頭。複勝率は21%。複勝回収率は32%。距離延長は16頭出走。勝ち馬は2頭。複勝圏内数は7頭。複勝率は44%。複勝回収率は149%。皐月賞のディープ産駒は、前走で速い流れを経験するほど好走率が高いのです。

 ステラヴェローチェは前走までの距離経験がすべて1800m以下。父が凱旋門賞馬のバゴ。代表産駒にクロノジェネシス。母の父がディープインパクト。皐月賞でも実績十分の種牡馬。1800m以下を走り続けていますが、2000m以上のGIに実績を残す血統構成。父も欧州芝2400mG1に実績があり。

 欧州長距離G1実績馬を父に持ち、皐月賞が初の2000mを経験するパターンは2017年2着のペルシアンナイトも彷彿とさせます。

 レッドベルオーブは父がディープインパクト。母父がアンブライドルズソング。昨年の勝ち馬コントレイルと父も母父も同じ配合。競馬場は異なりますが(東京開催)ダノンバラードも父がディープで母父がアンブライドルド。父がディープで母父にアンブライドルドを持つ配合は、馬場、コース問わず、春の3歳馬が中距離でGI級のパフォーマンスを発揮できる配合。

 前走までの経験はすべて1600m。先に書いたように皐月賞に出走するディープ産駒では有利な経験。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の皐月賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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