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【蛯名正義×藤岡佑介】第1回「同期としての“武豊” 嫉妬――という気持ちは超えていた」

  • 2021年04月21日(水) 18時02分
with 佑

▲今回のゲストは第二のホースマン人生を歩み出した蛯名正義調教師 (撮影:福井麻衣子)


今年の2月末に騎手を引退、第二のホースマン人生を歩み出した蛯名正義調教師が登場! ご出演のオファーは騎手時代からさせていただいていましたが、騎手を辞められたこのタイミングで実現しました。

ということで、いつにも増して聞いてみたいことがたくさんある佑介騎手。まずは“ジョッキー・蛯名正義”誕生秘話からスタート。そして、同期である武豊騎手の存在について、その思いも明かします。

(取材・構成=不破由妃子)

※対談はマスク着用で行いました

3000円を握りしめて乗馬クラブの門をたたいた正義少年


──今月の『with 佑』は、満を持してのスペシャルゲスト、蛯名正義調教師の登場です!

蛯名 いやいや、とんでもない…(苦笑)。

佑介 ずっと前からオファーはさせていただいていたんですよね。でも、「騎手を辞めてからのほうが、話せることも多いだろうから」ということで。

蛯名 まぁそうだね。

佑介 お聞きしたいことはたくさんあるんですが、まずは僕がデビューする前の蛯名さんについて、いろいろ知りたいなと思っています。僕がデビューした2004年には、すでに“トップジョッキー・蛯名正義”ができあがっていたので、そこに至るまでの過程をほとんど知らないんです。

蛯名 ああ、若い頃のこととかね。

佑介 はい。できれば、ジョッキーを目指したあたりからお聞きしたいです。

蛯名 いろんなところで喋ってはいるけど、一番最初に競馬というものを目にしたのは、グリーングラスのレースでね。たぶん菊花賞だったと思うんだけど、もともと親父がすごく競馬が好きで、たまたま俺が家にいるときにテレビでレースを観てた。

 すごく衝撃的で、漠然とだけど、「かっこいいな。こんな仕事があるんだったらやってみたいな」と思ってね。一番のきっかけといえばそれだね。

with 佑

▲「一番最初に競馬というものを目にしたのは…」 (撮影:福井麻衣子)


──ご出身は北海道ですが、札幌ということで、牧場が近くにあったわけではないんですよね?

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。

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