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先週の出来事に…

  • 2021年04月30日(金) 12時00分

春の天皇賞の見解


 先週は、急遽・岩田騎手が乗り替わりとなることに…。

 2レースでの事案が6レースでの返し馬へと繋がり、今までにも数の少ない制裁となる翌日からの騎乗停止処分となりました。

 この件について、様々なところで物議が醸し出されていますが、皆さんはどうお感じになられているのでしょうか。

 私は二人のバックグラウンドを全く知らないということもないですし、両騎手共にこれまでちょこちょこと話をしてきたところも…。

 よって今回においては、お互いに話を聞いた上で感じることは、起こった事実や詳細以上に、競馬サークルにおける歴史的な変化が、いつしか溝となって現れたことの1つに感じるのです。

 だからこそ白か黒かで判断できる事柄には思えず、胸が痛みます。

 また岩田騎手は、確かに幅寄せはしたようですが、一部報道ででているような直接馬に危害を加えることはしていないとのことで、藤懸騎手も人馬共に無事と。

 もちろん藤懸騎手と騎乗馬に対して恐怖を与えるような行為をしたのは事実であり、ダメなことではありますが、報道の全てが正しいわけではなく、一方的に周囲から多くの批判を浴びている岩田騎手の心境を思うと、それまた胸が痛いのです。

 しかも騎乗停止となった日曜日の早朝も調教へと向かっており、昔から仕事に対しては人一倍手を抜かない方。

 そして私自身も藤懸騎手と同じで一般家庭から馬の世界に入った1人。しかも20年前以上は、それこそトレセン内は身内ばかりという特殊な環境。

 それがこの四半世紀で地方競馬の騎手や外国人騎手がJRA免許を取得し、厩務員の占める割合も、競馬学校卒業生の方が多くなっており当時とは違うところも…。

 かなり抽象的な表現になってしまいましたが、とにかく切なさが残り続けています。

 話を変えて、春の天皇賞について。

 今年は京都ではなく阪神で行われることで、例年とは違い持久力が要求されるように思えます。

 よってここで難しくなるのがアリストテレスをどう見るか?前走の敗因を単に重馬場とするのか?そうはみないのか?ではないでしょうか…。

 確かに3000mの菊花賞では外からコントレイルをマークしての2着の走りに強さを感じましたが、あの舞台は京都。そこが大きかったように感じるのです。

 また折り合いを欠いていた点も課題を残しており、心配なところも。ただそれだけに内枠は良かったように思えます。

 反対に阪神だからこそ良かったと思えるのが、ディープボンド。この馬は持久力をいかしてこそで、また和田騎手が強気な競馬に徹することができそうな点に魅了されます。

 そしてもう1頭、ここにきて心身のバランスの良さを感じるのがワールドプレミア。一発ありそうな気もしています。

 それでは皆さん、週末は競馬中継でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

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