【NHKマイルC予想】2歳GI馬が強いNHKマイルC
どこまでヒモで穴っぽいところを拾えるか
今回はグレナディアガーズかその他か、ということから考えてみたい。
2歳GIの優勝馬がNHKマイルCに出走したケースは、レース創設以来通算で[3-3-0-3]。着外に飛んだのは97年マイネルマックス、06年フサイチリシャール、08年ゴスホークケンの3頭で、11年グランプリボス(1着)以降は5連続で連対している。牝馬も含めてである。この時点で、「軸はグレナディアガーズでいいよね」ということにしてしまってもよいくらいだ。
ちなみに、2歳GIの2着馬だと[0-1-2-14]。2着したのはNHKマイルで1番人気だったローレルゲレイロ、3着したのは3、4番人気だった馬なので、全く妙味がない。今年の該当馬ステラヴェローチェはここでなくダービーに向かうので関係ない話だが、1着と2着の間にはやはり差があるものなのだという風にも思う。
2歳GIの3〜5着馬は[4-3-4-39]で頭数が多いぶん優勝馬も含め好走馬は出ている。このグループは回収率でいうと単50%、複76%なのだが、NHKマイルの前走(2歳GIが該当する場合も含む)で6着以下だった馬が[0-0-2-23]、複勝回収率51%と足を引っ張っており、5着以内したレースからNHKマイルCに向かった馬に限定すると[4-3-2-16]で回収率は単複とも100%になっている。
この線で考えるとバスラットレオンもアリということになり、話はどんどん堅いほうへ行ってしまう。バスラットレオンのほうはニュージーランドトロフィー勝ち馬(中山芝1600mになった後)が本番で[1-1-0-17]なので、こちらを無理やり下げてグレナディアガーズからどこまでヒモで穴っぽいところを拾えるかというのが現時点での筆者の考えだ。