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“クリストフ・ルメール騎手”という壁 ──【In the brain】

  • 2021年05月06日(木) 18時02分
VOICE

▲川田騎手の目に、ルメール騎手はどう映っているのか (撮影:桂伸也)


今回は、テーマを設けて川田騎手の脳内を紐解いていく「In the brain」です。前回のコラムで、笑顔が消えるほどに強い責任感を持って仕事と向き合ってきたのに一番になれない、そんな現状を打破するべく自分自身のマインドに変化を求めたことを明かした川田騎手。

その、「一番になれていない」理由こそ、2017年から連続で全国リーディングに君臨するクリストフ・ルメール騎手の存在。川田騎手の目に、ルメール騎手はどう映っているのでしょうか。

(取材・構成=不破由妃子)

自分で自分の首を絞めるような精神状態で…


 昨年の今頃の僕は、数を勝つことに対し、ものすごくギラついていました。

 前年の2019年はトップのまま秋競馬に入ったにもかかわらず、10月の最終週にルメールさんに追いつかれ、最終的には12勝差でリーディング2位。

「今年こそ、このまま逃げ切らなければ…」(2020年4月末時点のリーディングは、1位・川田騎手/69勝、2位・ルメール騎手/60勝)。

 毎週毎週、「このラインナップなら何勝しなければいけない」と自分に数字を課し、まるで自分で自分の首を絞めるような精神状態で週末を迎えていました。

 それでも5月中には追いつかれ、その後は抜き返すこともできずに、最終的には37勝という大差をつけられて前年に続く2位。笑顔が消えるほどに強い責任感を持って仕事と向き合ってきたのに、一番になれない──そんな現状を打破するべく、自分自身のマインドに変化を求めたことは、前回の『In the brain』で書いた通りです。

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1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。

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