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【ヴィクトリアマイル予想】ヴィクトリアマイルは例年通りのスプリント指向になるか?

  • 2021年05月14日(金) 19時00分
今週末はヴィクトリアマイル!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

距離延長経験も有利になりやすい傾向


 先週のNHKマイルCはウマい馬券などで公開した最終予想で印上位4頭が1-4着を独占。例年通りの高速決着に強い血統パターンの馬が上位を独占。けれども、予想がまるで逆だったことがあります。「延長ローテーションが不利」で「短縮ローテーションが有利」だったことです。

 当コラムが始まった当初から書き続けていますように「競走馬は走る距離を知らない」ので近走経験によって発揮できるパフォーマンスは同じ馬、そして同じような血統の馬でも大きく変わります。

 例年のNHKマイルCであれば、前走は速い流れを経験した方が有利なので「短縮ローテーション」は不利になりやすいのですが、今年は有利でした。だからこそ短縮ローテのシュネルマイスターが勝ち、延長ローテのグレナディアガーズは力を発揮できなかったのでしょう。

 同コースで行われた9レースも1、2着のハーメティキスト、モンブランテソーロがいずれも短縮ローテの馬。3着カルリーノは前走の上がり順位が2位。馬連は214倍。3連単は200万馬券。

 ただし、今週末のヴィクトリアマイルはAコースからBコースへと替わります。例年のヴィクトリアマイルもスプリント指向の馬。延長経験も有利になりやすいレース。典型的なのが当レースを連覇したストレイトガール。父はフジキセキ。母父タイキシャトル。さらに母母父ディンヒルはいずれも産駒がスプリントGIで実績を残す血統。ストレイトガール自身は当レース以外の勝鞍はすべて1200m。他のマイルレースに比べてスプリント指向の実績、経験が要求されるレースなのです。

 コース替わりも相まって、例年通りの傾向になるのであれば、注目はレシステンシア。

 前走は芝1200mのGI高松宮記念で2着。2走前に優勝した阪急杯も芝1200m通過タイムは1分7秒4。スプリント指向の経験は最も強い馬。

 血統もスプリント指向。父ダイワメジャーは芝、ダート両方のスプリントGI馬(コパノリチャード、ブルドッグボス)も出しています。母父はリザードアイランド。世界的なスプリント血統デインヒルの系統馬。

 ストレイトガールも母系にデインヒル。2019年の当レースも1、2着はデインヒルを持つ馬でした。

 ダイワメジャーの牝馬は母系にサドラーズウェルズを持つパターンが黄金配合。同じ東京のマイルGI(NHKマイル)を優勝したメジャーエンブレムも母系にサドラーズウェルズを持つダイワメジャーの牝駒。シゲルピンクダイヤもダイワメジャー産駒の牝馬。母にサドラーズウェルズを持ちます。

 もちろん先週同様、スプリント指向が強すぎる経験は不利に働く可能性もあるでしょう。土曜のレースで好走馬、凡走馬の血統とローテーションをスマート出馬表で分析した上で、ウマい馬券にて最終予想を下します。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のヴィクトリアマイル予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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