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【オークス予想】ヌレイエフ≒サドラーズの血に注目 人気のディープ産駒は比較的信用できる

  • 2021年05月16日(日) 18時00分
近5年の勝ち馬のうち、ラヴズオンリーユー(母母母父ヌレイエフ)とアーモンドアイ(ヌレイエフ5×3)はヌレイエフの血を引き、ソウルスターリング(父フランケル)とシンハライト(母父シングスピール)はヌレイエフと3/4同血のサドラーズウェルズの血を引く。そして昨年の勝ち馬デアリングタクトはサドラーズウェルズ≒ヌレイエフの3/4同血クロス4×5。過去10年でディープ産駒は[4-4-3-33]、1〜3人気に限れば[4-2-1-7]で、人気のディープ産駒が比較的強いレースともいえる。(解説:望田潤)

アールドヴィーヴル
フアナの半妹でアドミラブルやエスポワールの姪で、3代母グレースアドマイヤはヴィクトリーやリンカーンの母でアリストテレスの母母。キングカメハメハ×ディープインパクトはブラヴァスやククナやランフォザローゼスと同じ。420キロ台の無駄肉のない体つきからしても、血統どおりの重厚な中距離馬だから、マイルの桜花賞やクイーンCの好走は評価できる。距離が延びれば好位でジックリ運べるだろうし、桜花賞より着順は上げられるはずだ。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

アカイトリノムスメ
ジナンボー、モクレレ、ラインベックの全妹で、母アパパネは牝馬三冠とヴィクトリアマイルに勝った。本馬は牝のせいか兄たち以上に母に似ており、母譲りのトムフール走法&自在脚質にディープのしなやかな斬れが加わったイメージだ。レースセンスが良く、追ってからシャープに斬れるし、同世代の牝馬のなかでは能力上位なのは疑いない。1800ぐらいがベスト距離だろうが、折り合いはつくのでタメられるぶん桜花賞より乗りやすいのでは。
距離○ スピード◎ 底力○ コース◎

ウインアグライア
母母ウォーカーズギャルはヘクタープロテクターやボスラシャムの全妹にあたり、その母コルヴェヤからはシャンハイ、シーロ、トレイルブレイザーなど活躍馬が多数出る。母父アーチはロベルト系の良血種牡馬でアイルハヴアナザーやロードアクシスの母父。マツリダゴッホ産駒で母父ロベルト系、しかも

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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