【日本ダービー予想】フルゲートが18頭まで縮小された現代においても「最も運のある馬」が激走するのがダービー
ダービーで激熱の穴パターンはトライアルレースの先行組
先週オークスについて、当コラムでは「出走馬の多くが前走マイル近辺の速い流れのレースを使われてからの一気の距離延長だけあってスローに落とせずに平均に近いペースになりがち」・「ダービーの様な“立ち回り戦”とは対極の“脱落戦”の様相」・「枠順の有利不利は無し」・「脚質は差し有利」と記しましたが、結果的にもその通りに「平均からやや速めのペースで、先行勢で脱落する所を、中枠の差し追い込み馬が上位独占」という結果となりました。
それと全く同じ東京芝2400mの舞台で行われるダービーですが、舞台条件は同じでも出走する馬の性質(中長距離に対する耐性や前走レースで経験した距離)が異なるために、レースの中身や好走する馬のタイプについてもまるで異なるというのが大きなポイントです。
ダービーというレースについて、「最も運のある馬が勝つ」「ダービーポジション(第1コーナーを前方で回らなければ勝てない)」という競馬ファンなら誰しも耳目に触れたことがあるだろう古い格言があります。それは、かつて今よりもフルゲート頭数が遥かに多くに設定されていた時代に言われた話ですが、それが18頭までとなった昨今においても実は大よそ通用している話なのではないかと見ています。
例えば近年のダービーを振り返ると、