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【日本ダービー予想】東京優駿(ダービー)の地で開花する血と知

  • 2021年05月28日(金) 19時00分
今週末は日本ダービー!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る


欧州寄り血統がダービーで才能を発揮する〇〇調整馬


 競馬は農業スポーツ。だからこそ、同じ季節の同じ「地」(競馬場)で同じ「知」(ノウハウ)を持った人が同じような「血」(血統)の馬を何度も走らせるのでしょう。

 2012年以降のダービー(東京優駿)はディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライ。この3頭の産駒しか勝っていません。2着馬9頭のうち5頭もいずれかの産駒。

 一昨年のダービーも、ディープインパクト産駒が1、2着。すでにダービー勝ち馬を育てた実績がある調教師の管理馬。中間調整はノーザンF。にもかかわらず、単勝9310円、馬連11200円、3連単19万馬券!!

 当時のレース前も「同じ血、地、知」の話を書き、ウマい馬券や亀谷競馬サロンで公開した最終予想でも大本線で的中することができました。(今でもYoutubeにてレース前に行った全頭診断もアーカイブで残っていると思うので、今年の参考にしたい方はよろしければ御覧ください)

「名種牡馬の大物は晩年に誕生する」といった古くからの生産格言も「競馬に傾向が存在する」のであれば当然のこと。種牡馬に適した繁殖牝馬の選定および育成ノウハウは年々蓄積されるのですから。

 グラティアスは父ハーツクライ。ダービー馬ワンアンドオンリーも同種牡馬の産駒。サリオス、スワーヴリチャード、ウインバリアシオンと連対馬も複数。

 母父はダンチヒ系のリザードアイランド。ダービーに実績があるサンデー系×ダンチヒ系の配合。同配合に単勝9310円で優勝したロジャーバローズ。

 リザードアイランドはダンチヒ系の中でも米国指向のスピード馬。今までダービーで連対したハーツクライ産駒も母系からは速さを補われた配合馬。スピードと3歳初夏で仕上がる体力を補われるため、グラティアスもダービーでの成功配合をある程度意識されたかもしれません。生産、育成はノーザンF。一昨年のセレクトセールで上場1歳馬の大トリだったのも自信の表れでしょうか。

 ヨーホーレイクは父がディープインパクト。過去5年で産駒が4勝。一昨年は産駒が1、2着。5年前は1-3着を独占。その5年前のダービーで優勝したのはマカヒキ。母父はフレンチデピュティ。こちらもマカヒキの母父と同じ。マカヒキと同じ金子オーナーが所有。調教師も同じく友道師。育成もノーザンF系列。鞍上もマカヒキをダービー馬に導いた川田騎手。

 また、今年のダービーはノーザンFの中でも「ノーザンファーム天栄」で中間の調整を主に行った馬が4頭出走。

 今年の天栄調整馬は牡馬がエフフォーリア、グラティアス、グレートマジシャン。牝馬はサトノレイナス。牡馬3頭はいずれも欧州のスーパー種牡馬サドラーズウェルズの血も持ちます。

 ダービー馬レイデオロ、18年に16人気で3着のコズミックフォースはいずれも天栄調整馬。どちらも父は欧州型のキングカメハメハ。母も欧州寄りの血統。天栄調整馬もダービーに実績を残す種牡馬の産駒であることは必須ですが、その中では欧州寄りの血統馬がダービーで才能を発揮しています。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の日本ダービー予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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