スマートフォン版へ

【安田記念予想】今年はヒモ荒れを狙うのが吉!?

  • 2021年05月30日(日) 18時00分

■安田記念(GI・東京芝1600m)フルゲート18頭/登録15頭


★3行でわかる! 安田記念 攻略の糸口

1.昨年は堅かったがレアケース。波乱傾向の強いレース!
2.内枠の人気馬と、中〜外の人気薄が狙い目。差し優勢
3.480キロ以上の馬格がほしい。前走がプラス体重の馬も○

データ特注推奨馬
 ★グランアレグリア


 昨年はグランアレグリア、アーモンドアイ、インディチャンプと、上位人気によるガチガチに堅い決着だった安田記念。とはいえ、安田記念がここまで堅く決まるというのは、かなりのレアケースなのだ。1番人気の信頼度こそ高いが、本来はかなり波乱傾向が強いレース。過去10年で4勝をあげている7〜9番人気を筆頭に、人気薄がガンガン上位に食い込んでいる。たとえ1着が堅くとも、ヒモ荒れは大アリだろう。

 枠番については「内枠の人気馬」と「中〜外枠の人気薄」が狙い目で、脚質は差し優勢。最速上がりをマークした馬が鉄板級の信頼度を誇っているように、瞬発力の要求レベルは非常に高い。ここでご覧いただきたいのが、当欄で掲載している前走での上がり3F順位別データ。安田記念で馬券に絡んだ馬の過半数が、前走でも「3位以内」の上がりをマークしていたことがわかる。当日ひとケタ人気の馬に限れば、かなりの高信頼度だ。

 そして「馬体重」にも注目したいところ。安田記念は性別を問わず、前走での馬体重が480キロ以上だった馬が強いレースなのである。前走479キロ以下から好走した馬もいるが、トータルの信頼度や回収率はかなり低めだ。また、前走での馬体重増減が「プラス体重」だった馬も、トータル[5-4-4-42]で複勝率23.6%、単勝適正回収値131.3、複勝回収値100と好内容。同様に、レース当日がマイナス体重だった馬もなかなか強い。

 今週のデータ特注推奨馬は、断然の1番人気が確実のグランアレグリア。コース適性の高さを、前走のヴィクトリアマイルで改めて証明している。梅雨の影響で馬場が極端に渋ると力を発揮できない可能性もあるが、良〜稍重程度ならばやはり、この馬が「断然」だろう。プラス評価となった項目の多さも、ナンバーワンだ。

【コース総論】東京芝1600m Cコース使用

・コースの要所!

★基本的には人気サイドが強いコースながら、紛れるケースもけっこう多い。
★枠番の内外での成績差が小さいフラットなコース。外枠でも問題ないはず。
★最後の直線は長いが、意外に差し切れない。先行勢重視のスタンスを推奨。





 この春だけでも当欄3回目の登場となる東京芝1600m。何度も同じ内容を繰り返すのはくどいので、今回もサラッと流させていただく。そうクセの強いコースではないので、以下の内容を押さえておけば、とくに問題はないはずだ。ただし、先週からの「Cコース替わり」がどう影響するかは、しっかり加味しておく必要がある。

 人気馬がキッチリ結果を出せる紛れのないコースで、基本的には人気サイドが強い。極端な穴狙いは避けるべきだが、ヒモ穴を狙うのはアリだ。枠番の内外による有利・不利はほとんどないフラットなコースなので、外枠でもまったく問題なし。枠番よりも、その時期の馬場バイアスを重視したい。脚質面は意外なほど前が優勢で、近年は逃げ切りも増えてきている。イメージほどには差せないと考えておきたい。

【レース総論】安田記念(GI) 東京過去10回

・レースの要所!

★7〜9番人気が4勝をあげる波乱含みのレース。大穴の激走も多いので要注意。
★内枠の人気馬が高信頼度かつ高回収率。人気薄は中〜外枠から狙うのを推奨。
★やや差し優勢で、瞬発力の要求レベルは非常に高い。年齢別では6歳馬が◎。
★480キロ以上の馬格が欲しい。前走がプラス体重ならば期待度はさらに向上。










 レースの平均配当は、単勝1416円、馬連7012円、3連複3万5621円という高い水準にある。昨年は人気馬によるガチガチに堅い決着だったが、安田記念でこんなことが起こるのは、かなりのレアケースだ。1番人気は[3-2-2-3]で連対率50.0%、複勝率70.0%と人気に応える活躍をみせているが、それでも順当決着傾向とはとてもいえないレース。上位人気の過信は禁物といえる。

 実際に人気別成績をみても、7〜9番人気が4勝をあげているなど、人気薄の活躍が目立っている。ふたケタ人気の超穴馬が過去10年で6回も馬券に絡んでいるのだから、どちらかといえば波乱含みだ。1番人気は信頼すべきだが、そこから流す場合でも、相手はかなり手広く取ったほうがいいはず。あとは、牝馬の信頼度が高いことや、関東馬が素晴らしい成績を残しているのも、このレースの特徴である。

 枠番については、Cコース替わりの影響か、内枠である馬番01〜06番の内容がコースデータよりも良化している。とはいえ、中枠や外枠の成績が悪いというわけではなく、単純に内外を比較したデータにおいては、外枠のほうが好内容だったりする。やや判断に迷う部分があったので、今回は「枠番×人気」のクロス分析データも用意した。

 まずは馬番01〜06番だが、こちらは5番人気以内馬がトータル[3-5-4-12]で複勝率50.0%、複勝回収値124という好成績を残している。しかし、6番人気以下馬はイマイチな結果。つまり、「内枠は人気馬を狙うべき」という結論となる。逆に、中枠である馬番07〜12番や外枠の馬番13〜18番は、6番人気以下馬のほうが人気サイドよりも好内容。「人気薄は中〜外枠から狙う」のが、効率のいい買い方といえそうだ。

 次に脚質面だが、こちらはコースデータよりも差し優勢。先行勢もよく踏ん張っているのだが、信頼度だけでなく複勝回収値まで中団待機組のほうが高いとなると、そう強くは推せない。また、最速上がりをマークした馬が連対率54.5%、複勝率81.8%という鉄板級の信頼度を誇っているのも、差し優勢の裏付け。冒頭でも解説したように、前走で優秀な上がりを使っていた馬を重視すべきレースといえよう。

 年齢別成績では、GIレースにしては珍しく6歳馬の内容がいい。直近の3年は6歳以上馬が全滅しているが、そろそろ巻き返しがあっても不思議ではないはずだ。次いで評価が高くなるのは4歳馬で、モズアスコット、インディチャンプ、グランアレグリアと、このところ3年連続で優勝馬を送り出している。3歳馬は出走自体が少ないのでなんともいえない部分があるが、4キロという斤量差はやはり魅力的。穴でならば狙っていい。

 あとは「馬格」も重要。安田記念で勝ち負けするには、性別を問わず480キロ以上の馬体重がほしいところだ。前走479キロ以下だったインディチャンプが、一昨年に1着、昨年も3着と好走してはいるのだが、この馬をのぞけば[0-0-2-41]と、サッパリの結果。上位人気に推された馬も多いことを考えると、かなり強い割引材料といえる。前走での馬体重が480〜519キロだった馬を重視して、馬券を組み立てたい。

 馬体重ネタではもうひとつ、前走&今回の「増減」も要チェック。安田記念は、前走がプラス体重、もしくは今回がマイナス体重で出走する馬が強いレースとなっている。この両条件を兼ね備える必要はないが、どちらか片方をクリアしていないと、信頼度と回収値の両方が大幅にダウンする。

 最後に騎手関連データだが、継続騎乗と乗り替わりでの成績差は小さいので、あまり気にする必要なし。信頼度は継続騎乗組のほうが高いが、回収値は乗り替わり組のほうが高いので、最終的な評価は似たようなモノになる。それよりも注意したいのが、外国人騎手の成績があまり振るわず、関東所属騎手が大いに存在感を発揮していること。関東所属騎手の騎乗馬が2〜3着に激走するケースが多いので、注意が必要だ。

【血統総論】


 血統面は、ディープインパクト産駒とリアルインパクト産駒をプラス評価の対象とした。ちょっと驚いてしまったのが、リアルインパクト産駒の高いコース適性。これは、特定の馬が何度も好走しているのではなく、バラバラの馬によって出されている成績だ。それでいて複勝率40.0%、単勝適正回収値110.7、複勝回収値125をマークしているのだから文句なし。もう、これだけでラウダシオンは「買い」といえるほどだ。

★特別登録馬 総論×各論

 フルゲート18頭に対して登録が15頭と、思いっきりフルゲート割れとなった今年の安田記念。現在のところ回避の報は届いていないが、これ以上に出走頭数が減るようなことになると、さすがに寂しい。ただし、出走馬のレベルの高さは上々で、グランアレグリア、サリオス、ラウダシオン、ダノンプレミアムなど、この路線のトップクラスが顔を揃えた。良馬場での真っ向勝負が観たいと思わされる、好メンバーだ。

 トップ評価は、データ特注推奨馬にもあげたグランアレグリア。推奨理由が「メチャクチャ強いから」というひと言で終わってしまうほど、その能力は抜けている。大阪杯の敗戦で道悪が大きな割引材料となるのが判明したが、前走のヴィクトリアマイルで、東京で良馬場だとやはり最強クラスであるのを再確認。安田記念で強い関東馬であることなど、プラス評価となった項目もかなり多い。おそらくは、相手探しだろう。

 二番手評価にラウダシオン。勝つときと負けるときの差が大きい馬だが、NHKマイルCを制した舞台でもある東京芝1600mはベスト条件。こちらも道悪が割引となるタイプだけに、当日の天候と馬場は気がかりだが、良馬場で内枠でも引き当てれば、かなりの高確率で好走が期待できそうだ。速い流れになっても踏ん張れる底力があるのも、相手関係が強力なここでは大きな強みとなる。

 三番手評価にカテドラル。東京新聞杯、ダービー卿CTと連続して2着と、近走では安定感のある走りを見せている。以前からその片鱗は見せていたが、中団〜後方待機からの末脚のキレは素晴らしく、今なら東京替わりもいい方向に出そう。グランアレグリアよりも後ろからの競馬となりそうなので逆転までは難しいだろうが、2〜3着に好走するケースは十分に考えられる。

 以下はサリオス、インディチャンプ、ダノンプレミアム、カラテ、ケイデンスコールという評価の序列だが、これは人気と枠番というファクター「抜き」でのもの。また、波乱傾向が強いレースであるというのも、忘れてはならないポイントだ。ヒモに関してはもっと振り回したほうがいいはずなので、「中〜外枠に入った人気薄」を、当日のオッズ基準でもっと拾いたいところ。グランアレグリアからのヒモ荒れを狙いたい。


■総論×各論・先々週の馬券回顧



その展開は想定外だ(#^ω^)ビキビキ

 超スローでの瞬発力勝負になって、18ステラリアが外から一気に伸びてくる──という想定で馬券を買ったら、まさかの2番手。そしてけっこう前にキツい展開になって、まったく見せ場もなく沈んでしまったでござる。完全なる読み違いで、これはもう本当に申し訳ないとしか言いようがない(陳謝)。

 でも、09ユーバーレーベンの勝利は、競馬に長く携わってきた者として、やはり感慨深いものがあります。勝負馬券は見せ場すらなくハズレでしたが、記憶に残るいいオークスだったデスヨ。あとは、08ハギノピリナの激走にも驚かされました。藤懸ジョッキーはけっこう好きなんですが、それでもここではさすがに買いづらいヨネ。

※コース&血統データは2014年以降、レースデータは2011年以降が集計対象です。
※ギャップ値(G値)は、当該条件における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、優秀な内容となります。

【予想】小林誠の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

No.1予想にて関西全レース予想提供中!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング