【安田記念予想】例年の安田記念では前年マイルCS好走馬は地雷(凡走率約9割)でも…
東京の安田記念≒阪神のマイルCS≠京都のマイルCS
春の芝マイル路線の王者決定戦である安田記念について、秋の同格のレースであるマイルCSとは東京⇔京都という舞台条件の違いによる要求適性の食い違いから、好走する馬の顔触れがガラリと入れ替わってくるという非直結傾向が大きなポイントとしてあります。
09年から19年までの11年間の安田記念で3着以内に好走した馬の同年マイルCS成績は[2-1-1-13](複勝率23.5%)、同じ期間のマイルCSで3着以内に好走した馬の翌年安田記念成績は[0-1-2-19](複勝率13.6%)で、基本的には実力馬が多く占めるハイレベルな母集団であることを踏まえれば明らかな不振成績となっています。
それを覆して両レースを同一年制覇したのは、マイル路線の絶対的な王者として能力値が抜きん出ていたモーリスと、大本命アーモンドアイにルメール騎手曰く「5馬身のロスがあった」という致命的な不利があってタナボタ的な勝利だったと言うべきインディチャンプの2頭しかいません。
よって、本来はマイルCSで強さを見せた好走馬は疑いの目で見て、逆にマイルCSで適性が合わずに及ばなかった馬の巻き返しを狙い打つというのが本来の安田記念予想の定石なのですが…ただし、直近のマイルCSが阪神で施行された今年の安田記念についてはその真逆の考え方で、