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「ナオミオオサカの気持ちはすごくわかる」アスリートのコメントは義務?

  • 2021年06月15日(火) 18時02分
「Road to No.1」

▲いつでもコメントを求められるアスリート…正直な思いとは (C)netkeiba.com


海外の競馬に比べて日本の競馬は、情報量が圧倒的に多いと言います。馬券発売もあるので、調教タイムや関係者コメントなど、様々な情報があることはありがたい限り。

一方で、勝った時も負けた時も、調教の直後もいつでも取材攻め。「注目してもらえるのはありがたいこと」という大前提の上で、ミルコ騎手が自身の立場も踏まえながら正直な思いを語ります。

(取材・構成=森カオル)

※このインタビューは電話取材で行いました

Q.「大坂なおみ選手の全仏OP棄権は、テニスファンでもある自分にとっては衝撃でした。試合後の記者会見がつらいという訴えですが、競馬もレース後にコメントの取材があります。レースの結果によっては、やっぱりしゃべりたくないなと思うこともありますか?」(ささささのささん)


ミルコ これはいい質問ね! 100点満点の質問(笑)。ただ、ナオミオオサカのそのニュースは知らなかった。そういう記事とかも読めないし。

──日本のテレビ番組もあまり見ないとおっしゃってましたものね。

ミルコ そうですね。ただ、質問を聞いて、ナオミオオサカの気持ちはわかります。僕も日本にきて、「大変だなぁ」と思うことのひとつです。

──イタリアやフランスも、レース後の取材はあるんですか?

ミルコ ありますよ。それはどこも一緒。いろいろと文化の違いはあっても、どこの国でも記者の人たちは厳しいです。

 なかでも日本は、けっこう質問がいっぱい…。「それ、意味ある?」っていう質問や、意地悪な質問もある(苦笑)。あと、僕は読めないからわからないけど、なんか自由に書ける人がいっぱいいるじゃない?

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1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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