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【函館2歳S予想】 仕上がり早の牝馬が毎年穴をあける 母父バクシンオーのスピードに注

  • 2021年07月11日(日) 18時00分
最初のJRA2歳重賞だけに、20年リンゴアメ(10人気1着)、18年ラブミーファイン(7人気2着)、17年ウインジェルベーラ(12人気2着)と、牝馬がよく穴をあけている。いっぽうで20年モンファボリ(1人気13着)、19年レッドヴェイパー(1人気5着)と、近2年は牝馬が1人気を裏切ってもいるが…。血統的にはビアンフェ、モンドキャンノ、ブランボヌールなど母父にサクラバクシンオーをもつ馬の好走が目立つ。取り上げたなかではポメランチェが母父サクラバクシンオーの牝馬。(解説:望田潤)

カイカノキセキ
母カイカヨソウはロジータ記念や東京プリンセス賞に勝ち、北海道2歳優駿3着と交流重賞で活躍。近親にレモンスフレII(欧2歳女王)やドルチェリモーネなどがいる。母はミスタープロスペクター3×4で、そこにアウトブリードのキンシャサノキセキを配したのはセオリーどおり。自身はヘイロー4×6で、配合どおりミスプロ的な短距離体型でヘイロー的な軽い脚捌きで走る。ちなみにキンシャサノキセキ産駒は17年カシアス1着、16年モンドキャンノ2着。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

トーセンサンダー
カグラヒメの甥で、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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