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【アイビスSD予想】新潟直千はサンデー系ではない世界的名血を父系から継ぐ馬

  • 2021年07月23日(金) 19時00分
今週末はアイビスSD!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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日本で過小評価の○○の血統が狙い目


 新潟直千には、枠と血統に明確な傾向があります。誰しもが知っているのは、外枠が有利なこと。血統は父系がサンデーサイレンス系「ではない」こと。(血統の系統はスマート出馬表を参照)そして馬券的に効果的なのは「血統」の傾向。多くの馬券ファンは枠は重視しますが、血統は重視しないためです。

 2019年以降、6〜8枠の複勝率は29%。複勝回収率は94%。6〜8枠の中で父がサンデー系の馬は複勝率が23%。複勝回収率は63%。大幅に好走率も期待値も下げています。

 つまり6〜8枠で「サンデー系ではない」馬を買えば、枠だけで買うよりも期待値は上昇します。6〜8枠でサンデー系ではない馬の複勝率は33%。複勝回収率は110%。

 サンデー系の期待値が下がるのは、競馬で要求される能力の方向性は一定ではないから(これもほとんどのファンには知られていません)ダービーを頂点とする日本の主流条件はサンデー系の適性が有利ですが、新潟直千は真逆ともいえる方向性が要求されやすいのです。新潟直千はサンデー系ではない系統で、世界的には良血の馬が特に期待値が高い条件となります。

 ドバウィは、世界的なスーパー種牡馬。しかし同馬の父系は、日本では明らかな過小評価。

 ドバウィの父ドバイミレニアムは世界のスーパーホース。フランスの最高峰マイルG1ジャックルマロワ賞を優勝。ダートの世界最高賞金額レースだったドバイワールドカップを6馬身差の圧勝。イギリスの芝で行われるアスコット競馬場で行われたプリンスオブウェールズSでも8馬身差の圧勝。

 要求される能力の方向性が大きく異なるレースを圧勝したのは圧倒的な身体能力があってこそ。ディープインパクトでも、ドバイミレニアムが圧勝した3つのレースをすべて圧勝できたかはわかりません。

 そんなスーパー種牡馬ドバイミレニアムは種牡馬としても大きな期待をかけられたものの、1世代目の種付けを終えた後、奇病により死亡してしまいます。

 そんなスーパーホースの血を継ぐごくわずかな産駒から産まれたのがドバウィ。父同様、ドバイの名をまんま継ぐほどの期待を受けた馬。種牡馬としてもいきなり結果を出します。初年度産駒から世界中で9頭のG1馬を出しました。

 ドバウィはこれほどの良血にもかかわらず、その血を継ぐ馬が日本で地味な印象が拭えないのはサンデーサイレンス系ではないから。そして社台、ノーザンファームグループがこの系統に力を入れないから。

 しかし繰り返しますが、直千ではサンデー系ではない良血を積極的に狙いたいレース。マクフィの血を父系から継ぐ馬は絶好の狙い目となります。

 今年の出走予定馬で父系からドバウィの血を継ぐ馬はビリーバーとオールアットワンス。「社台グループはドバウィの系統に力を入れていない!」と先に書いておきながら、オールアットワンスはノーザンFの生産、育成馬なのですが(笑)

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のアイビスSD予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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