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【クイーンS予想】今年のクイーンSも非根幹距離巧者の血統が走るのは同じ

  • 2021年07月30日(金) 19時00分
今週末はクイーンS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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函館開催でも非○○系の血統が走りやすい


 今年のクイーンSは函館芝1800mで施行されますが、直線が短い非根幹距離の重賞である点。主流の適性とは別方向の能力が問われやすい点も同じ。

 主流の能力とは異なる方向性が問われるため、非主流の血統が走りやすくなります。

 日本の主流コースでは父がサンデーサイレンス系の馬が能力を発揮しやすいのですが、函館芝1800mのような非主流の適性が問われる条件では主流のサンデー系「ではない」系統。すなわち非サンデー系が走りやすくなります。

 なお、今年同様、2013年に函館で行われた時も非サンデー系でノーザンダンサー系のファルブラヴ産駒がワンツー。3着も非サンデー系のタニノギムレット産駒。いずれも欧州指向のスタミナ、馬力勝負にも強い血統。

 フェアリーポルカは父が非サンデー系のルーラーシップ。スタミナ、馬力勝負に強い産駒を出しやすい種牡馬。

 自身の現役時代もG1勝利は日本ではなく、海外の香港クイーンエリザベス2世カップ。函館芝1800mと同じコーナー4つの洋芝。

 近親にトゥザヴィクトリー。クイーンS勝ち馬。さらに、GI勝利は400mで割れない非根幹距離で行われたエリザベス女王杯。同じく非根幹距離で小回りコースの有馬記念でも3着。古馬になって成長。牝馬の活躍馬も出す牝系。

 フェアリーポルカは非根幹距離巧者の血統通りに、重賞勝利2勝はいずれも芝1800mで行われた小回りコース(中山牝馬S、福島牝馬S)

 非根幹距離重賞は、根幹距離重賞に比べ、非根幹距離を得意とする馬がスペシャリストが何度も走りやすい傾向もあります。

 日本の競馬は根幹距離を目指して馬が作られるため、非根幹距離のスペシャリストが出難いことも影響しています。だから非根幹距離巧者の血統馬は何度も、非根幹距離重賞を走りやすいのです。

 今年の出走予定馬も、12頭中9頭は日本の主流系統サンデーサイレンス系。大系統ミスタープロスペクター系という超大きな括りでも該当馬はフェアリーポルカだけ。仮にミスプロ系が有利なレースパターンになったら唯一恩恵を受けられるわけです。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のクイーンS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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