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【関屋記念予想】平坦大箱マイルの高速決着 サーアイヴァー的な柔軽いスピードが有効

  • 2021年08月08日(日) 18時00分
真夏の新潟外マイルの高速戦。サーアイヴァー、ドローン、エーピーインディ、ストームキャット由来のナスキロ柔いストライドで走るタイプの活躍が目立つ。ここ3年はディープ産駒が3連勝中で、サトノアーサーはサーアイヴァー5×6、ミッキーグローリーはサーアイヴァー≒ドローン5×5、プリモシーンはサーアイヴァー5×6・7といずれもサーアイヴァーの(ニアリー)クロスだ。マルターズアポジーもセクレタリアト≒サーゲイロード5・6×5・7をもつ。ちなみに取り上げた5頭でサーゲイロードのラインのクロスをもつのはサトノアーサーだけ。(解説:望田潤)

アンドラステ
ヴァリアメンテの半姉で、母母ヴァレラはブレーメン牝馬大賞典(独G3・芝2200m)などの勝ち馬。母父ダイナフォーマーはブライアンズタイムと7/8同血のロベルト系。母はノーザンダンサーの血を全く引かないので、ノーザンテースト4×3のオルフェーヴルとの配合は合っている。母母父にモンズンが入るので、馬群を捌くようなケイバはあまり得手ではなさそう。マイルにも対応するが血統は中距離だし、新潟外1600よりは小倉1800が適コースだろう。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○

カラテ
グランドサッシュの甥。牝祖ゴールデンサッシュはサッカーボーイの全妹で、ステイゴールドやレクレドールの母でショウナンパンドラの母母。父トゥザグローリーはトゥザワールドの全兄で日経賞や日経新春杯に勝った。+16キロで出てきた昨暮から突然本格化し、坂路でも抜群に動くようになり、東京新聞杯も馬群を割って破竹の3連勝。脚長で豪快なストライドは大箱向きだが、安田記念をみても高速決着すぎると辛い。少し渋ったほうが狙い目は増す。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

サトノアーサー
スワーヴシャルルの半兄で、

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競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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