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【札幌記念予想】3歳牝馬で52キロのソダシは断然有利も札幌2000mで躍進期待のサトノセシルに大注目だ/倉本匠馬

  • 2021年08月20日(金) 18時00分

人気が予想される斤量52キロの3歳馬ソダシの総合評価は…?(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規


展開予想
ミドルペース

《一言コメント》
 典型的な逃げ馬こそ不在のメンバー構成もソダシとトーラスジェミニがハナの可能性がありそうで、主張した方が先手を取る形に。札幌2000mはコーナーまでの距離があるのでペースが流れやすく、スッと隊列が決まったとしてもそれなりに流れそう。この頭数ならばどのポジションからでもチャンスがありそうで、今の時計の掛かり具合と馬場状態ならば真の実力勝負となりそうだ。

各馬の並び
逃げ
ソダシ
トーラスジェミニ

先行
ウインキートス
ステイフーリッシュ
マイネルウィルトス

差し
アイスバブル
サトノセシル
バイオスパーク
ブラストワンピース
ペルシアンナイト
ユーキャンスマイル
ラヴズオンリーユー

追い込み
ディアマンミノル


Vポジション候補
 若干内目の方が良い馬場状態は影響しそうなので、【逃げ馬と先行馬、ロスなく差してくる差し馬】としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1.ソダシ
2.ブラストワンピース
3.サトノセシル
となりそうだ。


有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.ソダシ
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走は完全に度外視可能のレースで、2000mへの距離短縮と直線の短いコース、逃げ馬の少ないメンバー構成ならば十分に巻き返しの可能性があるかなと。また、今の馬場状態もこの馬にとってはベストの印象で、スッと先行できれば弾けるポテンシャルも備えている。斤量52キロの恩恵を踏まえてもむやみに逆らえないので、ここは上位評価にしたい1頭である。

総合評価
C

2.ラヴズオンリーユー
展開◯ 馬場◯ コース△

 海外競馬での実績は文句の付け所がない上に、国内での走りを見てもGIIレベルならばもちろん実力上位だろう。ただ、札幌のコース形態はこの馬に不向きの印象で、鳴尾記念を落としてる点を考えても絶対視は禁物かなと。相手には必ず取り上げたい1頭ではあるが、過剰人気気味も踏まえてそこまで高い評価は避けたいところだ。

総合評価
C

3.ブラストワンピース
展開◯ 馬場◯ コース◯

 2年前のこのレースを制しているように北海道シリーズとの相性面は全く問題ないので、自分の力を発揮できればかなり楽しめる逸材。また、今の馬場もこの馬にとって最も力を出せる条件で、岩田騎手との手も合いそうである。特に内枠を引いた場合には要注意の1頭で、枠や当日の馬場を見た上で最終的な判断を下したい。

総合評価
C

4.トーラスジェミニ
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走は苦しい展開を凌ぎ切るレースで、ローカル重賞と言えども斤量57キロで踏ん張ったことは評価できるかなと。ただ、2000mの距離だと終いがかなり甘くなるので、プレッシャーがキツい展開だと相当厳しい競馬になりそうだ。ここは評価をグッと落としたいところで、良くて2、3着の押さえ程度で問題ないだろう。

総合評価
D

オススメの穴馬
1.サトノセシル
展開◯ 馬場◯ コース◯

 前走はそれなりにメンバーが揃った重賞の中での好走で、まだまだ本気で走り切っていないことを考えると上積みは大きい。また、ルメール騎手への乗り替わりも大幅プラスで、ポジションを取っていくようなレースならば実績馬相手にも十分に戦えそう。ここは穴馬の1頭として必ず入れたいところで、展開向けば勝つまでのポテンシャルがありそうだ。

総合評価
C

 以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。ソダシとラヴズオンリーユーの取り扱いがかなりのポイントとなりそうで、明暗を分ける可能性があるだけにそこだけはキッチリと取捨選択しておきたいところ。そういった状況ならば枠と当日の馬場が結果に大きく影響を与えるので、注視した上で馬券を組み立てたい。

 2021年度のGIの回収率は200%、真夏の予想家ダービーは現在2番手と重賞はそれなりの数字を残せているので、今週の札幌記念に関してもキッチリ狙って率にこだわりたい。ぜひ、読者の方は日曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、高配当をゲットして本格化する夏競馬に向けて良い流れを掴んで欲しい。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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