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【札幌記念予想】札幌記念は米国スピード血統の補強が重要

  • 2021年08月20日(金) 19時00分
今週末は札幌記念!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

過去の結果論からソダシを判断すると…?


 昨年の札幌記念は1〜3着馬がマイルGI勝ち馬。…と書くと「結果論なら誰でもいえる」みたいな、発展性が皆無なことをいう人が出てくるんですが(笑)

「レース前に」ウマい馬券で公開している最終予想も◎→○→▲の大本線で的中。レース前から、マイルGIでも通用する血統に注目。と書いていたためです。そういうアプローチを書けたのは、過去の結果を分析したから。「結果論」を放棄することはプレイヤーにとって「レース前の」論理的なアプローチを放棄することになるわけですね。

 ということで、まずは今年も昨年までの結果論を書きますが、昨年の勝ち馬ノームコアは母父が米国型(国別系統はスマート出馬表を参照)。短距離、ダート適性も高いクロフネ。同じ父で、牝系のフサイチリシャールもマイルGI勝ち馬。6番人気2着ペルシアンナイトも自身がマイルGI勝ち馬。近親のゴールスキーもマイルGIで勝ち馬と同タイムの3着。同牝系には砂の名馬ゴールドアリュールも。

 昨年の1、2着は父がいずれも欧州型のハービンジャー。母方にマイルGIとダートGIでも実績に長けた血筋を持つ馬でした。

 コテコテのダート血統も合わないが、コテコテの欧州型も合わないレース。欧州要素と米国スピード要素が中間的かつスプリント指向のスピード勝負に実績を残す血統馬が走りやすいのが札幌記念の血統傾向。

 ソダシはすでにマイルGIを2勝。父のクロフネの産駒はスプリントGI、マイルGI勝ち馬が多数出ているスピード血統。先に書いたように昨年の勝ち馬ノームコアも母父がクロフネ。マイルGI勝利実績もあった牝馬。なお、クロフネ産駒の牝馬ホエールキャプチャも当レースで7人気の人気薄ながら3着。マイルGIでも複数の好走実績を残した馬。

 母父キングカメハメハは欧州型。2017年の札幌記念ではキングカメハメハ産駒が4頭出走。うち3頭が1-3着を独占。3連単は20万馬券。同産駒のヒットザターゲットも8人気の人気薄ながら2着に激走。父、母父、性別、戦歴が当レースにピッタリの馬。

 前走のオークスは、過去のオークスの血統傾向(結果論)からレース前に警鐘を鳴らしましたが、今回の札幌記念は過去の結果論からは逆らえないパターンではあります。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の札幌記念予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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