前回8月15日のWIN5は97万3570円の配当で決着。対象5レースの優勝馬5頭はいずれも単勝オッズ10倍未満の支持を集めていましたが、4レース目の小倉記念(小倉11R)を単勝オッズ9.6倍(6番人気)のモズナガレボシが、5レース目の関屋記念(新潟11R)を単勝オッズ9.7倍(4番人気)のロータスランドが制したことで、百万円近い払戻金額となりました。89万2910円の配当で決着した前々回8月8日と同じく「この組み合わせでこんなにつくのか」「もう少しだけ手広く買っておけば良かった」と感じたプレイヤーが多かったんじゃないでしょうか。
ちなみに、WIN5で一千万円を超える配当が飛び出したのは、現在のところ今年の6月20日(2123万5050円)が最後。すべての開催がローカルの各競馬場に移ってからは、比較的平穏な決着が続いています。なお、フェブラリーSが施行された今年の2月21日から6月20日までの計18回を振り返ってみると、一千万円を超える配当は10回あり、そのうち4回は一億円を超える大波乱決着でした。時折こうした流れ・偏りが発生するのも、WIN5の面白いところです。
明日8月22日のWIN5は総出走頭数が72頭、総組み合わせ数が58万9680通り(土曜12時現在)。5レース目の札幌記念(札幌11R)に人気の集中しそうな馬がいるので、ここを絞ろうと考えているプレイヤーが多いかもしれません。
【2021年08月22日発売分の1点予想】
新潟10R 11.マカオンドール
札幌10R 5.ロンドンデリーエア
小倉11R 17.ヨカヨカ
新潟11R 13.オーロラテソーロ
札幌11R 4.ラヴズオンリーユー
【1レース目 阿賀野川特別(新潟10R)】
基本的に“関西馬”が中心。「調教師の所属が美浦の馬」は2017年以降[2-0-0-25]ですから、ディアセオリー・モクレレらは過信禁物と見るべきでしょう。
さらに「前走の距離が2400m超だった馬」は2017年以降[0-0-0-10]。ダブルフラットのように、2500m以上の長距離戦を経由した馬は苦戦していました。
今年はイクスプロージョン・レイオブウォーター・マカオンドールあたりが有力。実績上位のマカオンドールは素直に押さえておくべきだと思います。
【2レース目 大通公園特別(札幌10R)】
2019年から施行されるようになったレースですが、現在のところ前走好走馬が優勢。「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.5秒以上だった馬」は2019年以降[0-0-0-17]と上位に食い込めていません。前走が重賞のレースだったロードエクレールはともかく、ユアヒストリーらは割り引きが必要です。
狙ってみたいのはスマートアリエル・ロンドンデリーエア・ウィッチクラフト・サヴァビアンあたり。コース適性が高いロンドンデリーエアは高く評価すべきでしょう。
【3レース目 北九州記念(小倉11R)】
キャリアの浅い馬と前走好走馬に注目したい一戦。「出走数が19戦以上、かつ前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.2秒以上だった馬」は2015年以降[1-0-1-52]と安定感を欠いていました。また「“同年のサマースプリントシリーズ対象レース”において7着以内となった経験がない、かつ前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.2秒以上だった馬」も2015年以降[0-0-0-49]。モズスーパーフレアなど、これらの条件に引っ掛かっている馬は強調できません。
中心視したいのはファストフォース・ジャンダルム・アウィルアウェイ・ヨカヨカ・ボンボヤージあたり。前走が悪くない内容だったヨカヨカは引き続きマークしておくべきだと思います。
【4レース目 NST賞(新潟11R)】
直近のパフォーマンスや血統を素直に評価した方が良さそう。「前走の着順が7着以下・競走中止、かつ父がフジキセキ系以外の種牡馬だった馬」は2017年以降[0-0-1-25]です。
なお「馬番が1〜5番の馬」は2017年以降[0-0-0-20]と3着以内なし。デュアリスト・ヴァニラアイス・サイクロトロン・イメルらはあまり信頼できないと見るべきでしょう。
注目はトウカイエトワール・オーロラテソーロの2頭。いずれも前走が好内容でしたし、今回は枠順やメンバー構成に恵まれました。
【5レース目 札幌記念(札幌11R)】
実績馬を重視したいレース。「“JRA、かつGIのレース”において3着以内となった経験がない馬」は2016年以降[2-1-0-43]とあまり上位に食い込めていません。トーラスジェミニらは評価を下げるべきだと思います。
あとは脚質や馬格も重要なポイント。「前走の条件が“国内のレース”、かつ前走の4コーナー通過順が4番手以内だった馬」は2016年以降[0-1-2-20]、「“同年、かつJRAのレース”において馬体重が470kg以上となった経験のない馬」は2016年以降[0-1-1-17]なので、勝ち切る可能性が低いと見るべきでしょう。
これらの傾向から強調できるのはラヴズオンリーユー・ペルシアンナイト・ユーキャンスマイル・ブラストワンピース・ソダシあたり。この距離が合っていそうなラヴズオンリーユー、一昨年の札幌記念を勝っているブラストワンピースは特に楽しみです。